社会人は何を楽しみに生きていけばいいのですか? 朝早く家を出て、夜遅く帰って寝るだけの日々では虚しすぎる
連合の調査によると、1日の正社員の平均的な労働時間は8.9時間。昼休み1時間、通勤で往復2時間、睡眠8時間とすると、残りは4時間。この中で入浴やトイレ、朝晩の食事を済ませると、息抜きの時間はわずかです。
寝る場所もままならない紛争地帯と比べたら、本来はぜいたくな悩み。しかし「人生のほとんどの時間を会社に捧げなければ生き残れない息苦しさ」も、リアルな叫びと言えるでしょう。「私は働くの大嫌い。くそつまんない。プライベートの時間が楽しすぎてギャップが苦しくなるときあるよ」と賛同する声がある中で、質問者さんを批判する人が相次いでいます。
「誰でも身を削って働いているんです。嫌な事は我慢して、苦しい事も乗り越えて、給料を貰って家庭の生活費を稼いでいるんです」(グッチピーコ1さん)
「学生というのは、社会に出るための勉強期間なの。もう一人前に働かなくちゃいけない大人になったのだから諦めてください」(froufrousさん)
「人間みんな一生懸命がんばっている。それを『そんな生活の何が楽しいのですか?』というキミは、頑張っている人々への冒涜である」(adviceanswerさん)
「働くことで楽しい事もある」という声もあるが
確かに、大学時代にほどほどの勉強ができたのも、部活や飲み会を楽しめたのも、親御さんが一生懸命稼いでくれていたから。養ってもらう側から、自分でお金を稼ぐ側になったのだから、自由な時間が減ってしまうのはある程度仕方がないというわけです。
しかしそんな親御さんだって、もしも自分の人生を楽しみながら子育てができる世の中だったなら、喜んでそうしたはず。逆にいうと、すべてを会社に捧げなければ子どもも育てられない世の中が嫌われて、少子化が進んでしまったともいえます。
そんな中、supercattさんは、仕事自体に楽しみを見出す道もあるとしています。
「働くのは何でも楽しいと言うわけではないけれど、たくさんの仕事があるし、与えられた仕事をこなすだけが仕事じゃないと思うし。そう捉えて働けば働くことで楽しい事もあるように思う」
しかし「仕事が楽しいなんて言える人が、この日本で何人いるか」(ゆうたりさん)という世の中で有効な助言といえるかどうか。とはいえ、生きていくために仕事中心の生活にならざるをえないのであれば、楽しみを感じる仕事に出会うことは本当に貴重ということになりそうです。
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