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やめてくれ、会社がブラックになる! 仕事の遅い新人が勝手にサービス残業、せっかくのホワイト企業が台無しに

僕はツイッターのヘビーユーザーなんだけど、面白いもので、働く人間にまつわるとんでもないつぶやきが流れてくることも珍しくない。たとえば今月に入ってからは、ある1人のユーザーが同情すべきとんでもない話を披露している。(文:松本ミゾレ)

タイムカードを切ってから残業、上司が「帰れ」と言っても聞かず

マジでお前それやめろ。

マジでお前それやめろ。

「職場の新人さん(といっても中途入社で私より年上)の人、仕事遅くて残業長くなるからって、タイムカードを切って更に働き続けるの、本当にやめて欲しい。せっかくそこそこホワイトな環境であるのに、自発的に台無しにするとか何なの」
「『帰れ』『帰らないにしてもタイムカードを切るな』と上司から先輩から全員言ってるのに聞きやしねえ」

どこの世界にも、話の分からない人はいるものだけど、こういうタイプは特に始末に負えない。

本人は仕事ができないあまりに、自らサービス残業をしるだけかもしれないけど、これでは自らブラックな労働環境を呼び込んでしまっていることになる。わざわざそんなことをする必要はないし、社風にも合っていなさそうなので、空気を読める人間なら絶対にやらないことだ。

この新人さんの上司も、先輩に当たる社員も「やめろ」と言っているというが、それを聞き入れないなんて、なかなかの困ったちゃんである。

前職がブラックだったりするとホワイトな環境にすぐに馴染めない?

この投稿をした方、ちょっと特殊な職場にお勤めのようで、安全保安上の理由で1人だけを残して終業というのはできないという決まりがあるそうだ。

つまり、件の仕事も出来ず、サービス残業をすすんでやる困った新人だけを置いて、社員が帰るわけにはいかないということになる。

誰もが勘付くことだと思うけど、恐らくこの新人、前職ではブラック環境に身を置いていたのではないだろうか。ブラック企業で働いてきた経験を持つ人間が、新しい職場に移った際に、これまでの労働とのギャップに驚くという話はよく耳にする。

しかし、鈍い人間はそもそも前職と新しい職場とのギャップに気が付かず、ホワイトな職場に移ったのに、ブラックで染まったときのままの自分で働こうとする場合もある。

そしてなまじ勘が鈍いものだから、「こうする方が効率的だよ、残業なんかしなくていいよ」と諭しても、相手の言っている主張がさっぱり理解出来ない。そんな新人を日々、就業時間を越えても見つめ続けるなんて、とんだ罰ゲームだ。同情するほかない。

「お荷物になりたくない、迷惑掛けたくない」という気持ちでサビ残する人も

このツイートは大勢に拡散され、トゥギャッターにもまとめられた。寄せられたツイートを見ると、似たようなケースにあって迷惑を被ったという声や、あるいは「あ、この新人と同じことしてた」という告白なんかも見ることができた。

「働く側が違法労働したがる人いるよなぁ。そういう人は環境壊すよ。その働き方が当たり前と要求されるようになったこともあった。その人がやりすぎるせいでね」
「よくないことってわかってるんだけど、どうしても足ひっぱりたくない、お荷物になりたくない、迷惑掛けたくない、先輩は出来てる仕事量だから、できない自分は別の時間でフォローしないといけないってなってしまう」

こんな感じで、決して前述の新人が珍しい存在ではないということが分かると思う。

職場の環境に悪影響を与える人って自覚がないことが多いんだけど、こういった振る舞いはいずれ職場の仕事を変質させるきっかけを生むわけで、それは悪だ。

組織の末端に当たる人間が、サービス残業をすすんでやるというのは、はっきり言っておかしい。やる気だの夢だのを掲げて、劣悪な労働環境を強いている安い居酒屋チェーンのアルバイトじゃないんだから、自分1人がホワイト企業でブラックな行いをすればどうなるか。ちょっと考えれば分かることだ。

あわせて読みたい:ブラック企業の悪い人は悪人じゃない、狂人だ

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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