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最近ツイッターで使われる「○○み」って気持ち悪い? 匿名ダイアリーが話題、「つらみのニワカ感」という声も

ありえん良さみがつよい~~~

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ブックマークやトラバで寄せられた意見の中には「○○み」という言葉を知らない、という人も多かった。

「こんな表現初めて聞いた! そしてリアルタイム検索したらゴロゴロ出てきた!」
「『こんばんみ』とかいうやつかとおもた(編注:お笑い芸人ビビる大木さんのギャグ)」

しかし、この言葉に嫌悪感を覚えたという人も多い。日本語として間違っているとは断定できないが「たしかに気持ち悪い言葉なんだよなぁ」というのだ。

「知的レベルが大変残念感がある表現」
「『バブみ』という言い方が苦手(編注:自分が幼児化してその対象に甘えたい「バブバブ言いたい」から)」

ある人は「『辛味・甘味・苦味・旨味』と『辛み・甘み・苦み・旨み』はどう違うか。『酸味』とは言うけど『酸み』とは言わないな」と使用・活用方法が分からないという人も見られた。中には、

「『○○さ』は客観の表現で、『○○み』は観測者の感性というか主観が混じっている感じ」
「『○○さ』は自分が受け取った感覚、『○○み』は対象の性質に重点を置いた表現」

と相対する意見も出ており、まさにニュアンスで使われる表現ということなのだろう。「バブみの超越したイメージに比べて、つらみとかのニワカ感は思う」という感想もある。

「○○み」は自分から感情の責任を引き離そうとする戦略?

実際、「○○み」は、どのような背景から使われるようになったのだろうか。作家であり心理カウンセラーでもある五百田達成さんは2016年4月11日に公開した、「『”眠さ”しかない』『”わかりみ”が深い』→なんでも名詞に、どうして?」という記事の中で「○○み」は「『主語の意志』が欠けている」と述べている。

「『行きたい』と言っただけで『(私は)行きたい』ということが伝わります。しかし『行きたみ』とすると、『行きたい』という感情が主体を離れ、ふわふわと浮いているようなイメージになります」

確かに、「めっちゃ行きたい」よりも「行きたみがある」の方が、感情の温度が低く感じられる。むしろ他人事のように思えてしまう。五百田さんは「感情の所在を曖昧にすることで、感情の責任を自分から引き離そうとする賢い戦略」であるとして、

「『○○み』は、自己を隠して他人に同化しようとする、きわめて日本人的な言い回しであり、現代的なコミュニケーショントレンド」

だと指摘。共感しやすさを狙うあまり、個人的な感情や自己主張が失われるのは残念な兆候だという。五百田さんはこの状況を危惧し、こう締めくくった。

「一過性のトレンドと見過ごすにはあまりに特徴的すぎる、日本語のゆらぎがそこにはあります。危なさしか感じないし、心配みが深まるいっぽうです」

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