企業のエイプリルフールネタ人気1位はGoogle 2位はあの企業たちの「君の名は」
今年、企業のエイプリルフールコンテンツを見た人に一番良かったと思うコンテンツを自由記述で聞いたところ、1位はGoogleのパックマン(11.8%)、2位はシャープ&タニタのコラボレーション企画(8.9%)、次いでモスバーガーの菜バーガー(7.4%)だった。
Googleの企画は、グーグルマップ上で懐かしのゲーム「パックマン」が遊べるというもの。丸く黄色いキャラクターが、4匹のモンスターを避けながら迷路を進み、道に置かれたドットを全て食べ尽くしたらクリアとなる。
シャープとタニタはツイッター上で、公式アカウントのフォントを互いの会社のものに変えた。呟きでは昨年ヒットした映画「君の名は」を再現し、話題を呼んでいた。
3位のモスバーガーは、自社の「菜摘(なつみ)」という野菜にこだわった製品の発展型として、バンズ、パティなど、ハンバーガーに必要なパーツをすべて新鮮なレタスにしたニセ商品「菜のみ」を発表した。つまり「全部レタス」の商品だ。
ジャストシステムは今年のエイプリルフールの特徴を次のように分析している。
「昨年は1社だった複数社によるコラボーレション企画が10位内に数多くランクインしました。『シャープ&タニタのコラボレーション企画』が2位、『キリン&吉野家のコラボレーション企画』が6位、『キングジム&タカラトミー』が8位でした」
エイプリールフールコンテンツ視聴後、3人に2人はブランドイメージ上昇
調査では、こうしたエイプリルフールコンテンツを見た人の多くが何らかの方法で拡散していることも明らかになった。最も多く利用されていたのはツイッターで、特に10代では、拡散した人のうち47.6%と、約半分が利用している。
エイプリルフールの情報は、たった1日のために作りこまれる。こうしたコンテンツを作る企業やブランドに対してどう思うか尋ねた質問では、「好感度が上がる」(25.8%)、「好感度がやや上がる」(31.7%)と、合わせて57.5%が好意的な反応を見せていることが分かった。
来年のエイプリルフールは、どんなコンテンツが見られるのだろうか。