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人生に「助走期間なんてなかった。ずっと本番だった」匿名ブログに考えさせられる 「いつのまにか撤退戦なのが人生」

本番って、いつからだっけ?

本番って、いつからだっけ?

上役は18歳の時に料理人になりたかったというが、父親からの「作るより食べる方がいい」の一言で別の道に進むことを決めた。そして現在の地位に就いている。それが選んだ「道」だった。

この話を聞いて投稿者は自分の人生を見つめ、「でもわたしは道を選ばず、毎日をやり過ごしている(中略)そうこうしているうちにもう25歳だなと思った」と感じ。

「わたしはなんとなく、まだ人生の助走期間にいるような気がしていた。どこかで人生の本番がはじまるので、そうしたら全力ダッシュすればいいんだろうなと思っていた」

と心境を書いた。投稿者は文章を書く仕事をしたかったが、大学時代は大した努力をせずにダラダラ過ごし、卒業後は明らかに向いてない職業に就いて現在に至り、

「だがいつまでも本番は来ない。そうして気付いた。ダラダラ走っているこの毎日が、人生の本番なのだ。助走期間なんてなかった。ずっと本番だった」

と気付いた。これまでの行き方を改め、「本番の全力ダッシュをしてみたい。わたしにとってわたしの本番はわたしだけに与えられたわたしだけの一回こっきりのものである」と決意表明で投稿を結んだ。

「本番は、前ぶれなく突然やって来る。助走中の準備が必要」

この投稿には600件を超えるはてなブックマークがつき、話題になった。「私、助走ばっか」など投稿者に同調する人からのコメントがあった。強い意志を持たないと、ついつい楽な方に流されてしまいがちだ。「助走だと思ってたらいつのまにか撤退戦で敗走が始まるのが人生」という悲壮感漂う意見もあった。

また、

「本番は、前ぶれなく突然やって来て、あっという間に逃げ去って行ったりするから、助走中の準備ができてないとなんだなって何度も学びましたよ」

というように、助走期間中からチャンスを掴めるように備えるべき、という指摘も見られた。

一方で、能書きを並べ立てる投稿者に対して、

「『私は明日から走ります』という人が走った試しはなくて、『実は昨日から走ってました』という人が今日も明日も走ってる」

という批判も寄せられている。「走ってから考えれば良いんじゃないかな」など、大切なことは行動することだ、という主張だ。まだ25歳なのだから感傷にふけるのは少し早いだろう。

物書き志望だっただけあって投稿者の文章を褒める人は多く、「書いて応募しよう。ブログを書こう」「誰だって今から頑張れるよ」など、応援する人が多くコメントしていた。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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