東京で働くことはやっぱりストレス? 「新橋サラリーマン」と「大阪ビジネスマン」で数値に大きな差
江崎グリコは3月15日、ストレス調査の結果を発表した。役職別に続き、今回はエリア別の回答を見ていく。
調査は昨年12月に18~69歳の社会人を対象にインターネットで実施。新橋・汐留・御成門・内幸町で働く男性150人「新橋サラリーマン」、大阪で働く男性150人の「大阪ビジネスマン」、東京・大手町・二重橋で働く女性150人の「丸の内OL」、いずれも役職のない一般社員計450人から回答を得た。
エリア別にストレス度を見ると、「新橋サラリーマン」「丸の内OL」のストレスが大きく、「大阪ビジネスマン」は総じて低い傾向があることが分かった。
特に「今日は早く帰ろうと思っていたのに、上司から飲みにさそわれたとき」は新橋サラリーマンの72.1%、丸の内OLの70.5%がストレスに感じている。しかし大阪ビジネスマンは55.8%に留まっている。
新橋サラリーマンの半数が「人のPCキーボードを叩く音が大きくて気になる」
また「人のパソコンのキーボードを叩く音が大きくて気になるとき」も新橋サラリーマン(52.7%)と大阪ビジネスマン(30.9%)では大きな差がある。「大きな声で挨拶しないといけない」(新橋サラリーマン:58.0%、大阪ビジネスマン:37.3%)も同様だ。
唯一、大阪ビジネスマンのストレス値が「エレベーターで会社の人と二人きりになったとき」で27.4%となり、新橋サラリーマン(24.7%)を上回っている。
そんな大阪ビジネスマンにストレスに感じることを聞くと、1位が「話が『おもんない』人と長時間一緒にいないといけないとき」(58.3%)で、4位「東京の人から『面白いこと言ってよ』と言われたとき」(51.9%)、5位「『おもんない』と言われたとき」(51.7%)となっている。
また2位に「横断歩道の信号がなかなか青にならないとき」(57.1%)、3位に「エレベーターがなかなか閉まらないとき」(54.2%)がランクイン。大阪ビジネスマンは面白いか否かと、時間がかかることがストレス要因のようだ。
丸の内OLの8割、「忙しいときに暇なおじさんに話しかけられるとき」にストレス
他にも上位10位に「関東人が関西弁を使っているのを聞いたとき」(50.7%)、「たこ焼きにたこが入っていないとき」(42.7%)、「関西出身者が東京弁を話したとき」(42.6%)、「関東の人との仕事で、関東の人から見下されていると感じたとき」(41.7%)が入り、”関西”をバカにされたと感じることがストレスのようだ。
ちなみに「アホ」という言葉をコミュニケーション上でよく使う大阪ビジネスマンは、「『アホ』ではなく『バカ』と言われたとき」に4割近くの人がストレスを感じていることも分かった。
一方、「丸の内OL」のストレス上位3位は「仕事のストレスでたべすぎて、太ってしまったとき」(85.1%)、「(仕事のせいで)予約している美容院・エステに間に合わないとき」(82.1%)「同僚女性との人間関係が大変なとき」(同82.1%)となっている。
他にも「忙しいときに暇なおじさんが呑気に話しかけてくるとき」(78.6%)、「電話がなっているのに取らない人がいるとき」(78.5%)など対人関係も上位に入っている。