6割の女性が「年下社員との接し方で悩んだことがある」 理由は「叱るのが苦手」「パワハラにならないか心配」
エン・ジャパンは、9月12日に「年下社員との接し方」の調査結果を発表した。調査は今年7月~8月にインターネットで実施し、エン派遣を利用している30歳以上の女性ユーザー1215人から回答を得た。
「職場の年下社員との接し方で悩んだことがある」と答えた人は57%で過半数に達した。
40代以上の4割が「ジェネレーションギャップを感じる」
具体的な悩みを聞くと、1位は「叱るのが苦手」(47%)、2位は「ジェネレーションギャップを感じる」(39%)、3位は「何を話していいかわからない」(36%)だった。以降、「嫌われないか心配」(24%)、「パワハラにならないか心配」(19%)、「褒めるのが苦手」(12%)、「後輩の相手をする余裕がない」(10%)と続く。
年代別に比較すると、30代の1位は「叱るのが苦手」(49%)、40代以上の1位は「ジェネレーションギャップを感じる」(43%)で、年代によって悩みの種が違う事がわかった。
良好な関係を築くポイント「プライベートにはあまり踏み込まない」
年下社員とうまく付き合うコツは何だと思うかを聞くと、最も多かったのは「良いところを褒める」(72%)だった。「気持ちよく仕事に向き合って欲しいから」(34歳)、「良い所に目を向けるほうが、お互いに良好な関係を築けると思うから」(43歳)といったコメントが寄せられた。
次いで「プライベートにはあまり踏み込まない」(45%)だった。「仲良くなりすぎると仕事に影響が出ることもある。ある程度の距離を保つべきだと思う」(31歳)、「自分から話してくるまでは、あえてプライベートに関わることは聞かないようにしている」(44歳)といった意見が挙がった。
以降「優しく接する」(36%)。コメントには「質問しやすいと思ってもらうことで、後輩が1人で悩むのを防げるから」(33歳)、「優しく接したほうがコミュニケーションを取りやすいから」(40歳)という声があった。
その他に「業務の効率的な進め方を教える」(36%)と答えた人からは、「作業スピードが上がったほうが仕事を楽しめるから」(32歳)、「新しい知識を教えてあげることで尊敬されるから」(42歳)という意見が寄せられた。