スレ主によると、新入社員は上司から一応のマニュアルを教えられている。周りは忙しいのだから電話くらい取るのが新人の仕事なのに、1コールで取らないためスレ主が2コール目で舌打ちしながら取るという。
「なんで取らないの?」と度々問い詰めるも、「はい」「すみません」だけ。それで済むと思っている態度にも「イラッとくる」と腹を立てている。
「ほんま行く末が不安だわ 取れ言っても取らないのは流石に外れ引いたかね」
「教えられてるし出来るはず やらないだけなんやあのアホは」
などと怒り心頭で、「いい加減イビったろかな…」などと最終手段に出ることも考えていた。
こうした新人に困っている職場は珍しくないようで、レスコメントは500近くに上った。「電話も仕事っていう認識持たせないとアカンで」「しばらく電話番以外仕事与えるな」などのアドバイスや、中には受話器をガムテープで身体に固定させるというブラック丸出しのパワハラもあった。
スレ主はさすがにここまでしないが、「一回ヒートアップして周り忙しそうと思ったら電話くらい取ろうやと怒鳴ったことならある」と明かしている。
新入社員ばかりが悪いのか?周囲のサポート体制が大事という声も
一方で、コメントには「変な敬語使って失礼だしテンパって何も喋れなくなる」など、新入社員を庇う声も多数ある。
「電話って聞き間違え多発するしだいたいのことはメールで済ませろや」
「固定電話の使い方知らないんじゃないか?」
確かに、ネットに慣れきっている若者は、敬語云々の前に電話にあまり慣れていない。
筆者も経験があるが、オフィスの電話は外線・内線・転送など意外と多機能だし、相手は社員から下請け、お客さん、セールスやクレームまで様々だ。マニュアル通りにはいかないことが多く、最初は先輩が思っている以上にプレッシャーがあるだろう。
とはいえ、何回も取っているうちに慣れるものだし、今なら失敗しても先方も甘めに見てくれるので、どんどん取って経験を積むほうがいいことは間違いない。
コメントには、「俺から受話器奪い取るつもりで電話出ろ すぐ俺に投げてええから取り敢えず場数踏め」と頼もしいことを言われ、コミュ症でも取れるようになったと書く人も。スレ主にちゃんと教えてあげて、サポートするよう諭す人は多く、筆者も同感だ。
しかし、スレ主はフォローも何もまず取らなきゃ話にならないと、自省することは無い。しかも「もう休日返上で電話応対の研修行かせるよう提案してみるわ」と書いていた。なぜ仕事中に自分が教えてあげようとしないのか疑問だ。マナーはともかく実際の現場でやらないと自信はつかないだろう。舌打ちや詰問する先輩がいる中では「助けてもらえる」という安心感もなく委縮していく。人手不足の中、せっかく入った新人は、もっと大事に育てて欲しいものだ。