喫煙者は不採用、吸わない人に手当―「禁煙推進企業コンソーシアム」発足 加入企業は「たばこ休憩の離席減った」 | キャリコネニュース - Page 2
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喫煙者は不採用、吸わない人に手当―「禁煙推進企業コンソーシアム」発足 加入企業は「たばこ休憩の離席減った」

会員企業は喫煙率のマイルストーンを設定し、各会員の目標達成を相互にサポートすることが求められる。社内喫煙率低下に向けた具体的な取組みを共有し、合同で各企業の社内喫煙率や成果を公表する。

会員企業のひとつ、アフラック生命保険では、リースカーやオフィス内の禁煙に加えて昨年から就業時間内の全面禁煙や、社内で実施する歓送迎会、懇親会といった宴席での禁煙を始めた。同社広報担当者は「たばこ休憩で席を立つ人が目に見えて減っている」と、効果を実感している。社内の喫煙率も2016年の18.2%から、2017年に17.6%、2018年に15.7%と、着実に減少している。

2019年4月の従業員喫煙率が7.7%と一桁台のロート製薬は、「2020年4月までに全従業員の喫煙率をゼロにする」という目標を掲げている。コンソーシアムに加入したのは「まずは企業や団体が中心となり、喫煙による健康被害のない社会を作ろう」という趣旨に賛同したためだ。

同社では今年1月から「健康社内通貨 ARUCO(アルコ)」を導入した。従業員の健康的な生活習慣や行動によってコインが獲得でき、貯まったコインは健康的な食事やリフレッシュ体験、社内セミナーなどに利用できる。

コイン獲得方法の1つに「非喫煙・卒煙」を盛り込み、非喫煙者であればこれまでの喫煙習慣の有無にかかわらず毎月500コイン、年間では6000コインがノースモーキング手当として付与される。2018年4月以降に卒煙に成功した社員には、1回限定で卒煙ボーナスとして1万コインを付与するなど、禁煙のインセンティブを設けている。

コンソーシアムの入会は企業規模に関わらず可能。今後は6月、9月、12月、3月と定期的に会合を開き、会員企業の取り組みを共有することを予定している。

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