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20代若手社会人が転職したい企業2位「グーグル」、3位「ソニー」 学生に人気の総合商社はトップ40に入らず

11位から20位までは、上から順に「江崎グリコ」「エイチ・アイ・エス」「日本生命保険」「JR東日本」「資生堂」「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」「ヤフー」「富士通」「Honda」「ZOZO」となった。

上位10社のうち半数が、グーグルやソニー、アマゾンジャパンなどAIやIoTへの対応を進めるITソフトウェアや電気機器業界の企業が占めた。ほかに調査元は、

「携帯キャリアへの参入が決まった9位の楽天、リニア中央新幹線の計画を進める27位のJR東海など、大手でありながら新たな事業にチャレンジしている企業が人気を集めています」

とコメントしている。学生に人気の総合商社は伊藤忠商事が43位、三菱商事が46位と振るわなかった。

20代の若手社員の重視ポイント「企業の成長性」「成長している業界で経験を積むこと」

一方、2020年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生計9482人に就職したい企業を聞くと、1位は「伊藤忠商事」で、6年ぶりに首位に返り咲いた。調査元は、朝方勤務など働き方改革を積極的に取り組んでいる印象が強いとして、広報戦略やイメージ戦略が功を奏したとしている。

2位は「味の素」で、3位は「JTBグループ」。以降、トップ10に「オリエンタルランド」「ANA」「エイチ・アイ・エス」「丸紅」「アサヒ飲料」「大日本印刷」、「ソニーミュージックグループ」が入った。

11位以降、「三菱商事」「資生堂」「講談社」「KADOKAWA」「アサヒビール」「カゴメ」「森永製菓」「ロッテグループ」「JAL」「JR東日本」と続き、上位20社となる。

10位のソニーミュージックグループを筆頭に、芸能・エンタメ業界も人気を集めた。また41位に「東京都」、80位に「大阪府」など地方自治体も躍進している。調査元は、働き方を重視する学生の志向と、就活スケジュールが事実上早まったことが公務員試験との併願を可能にし、票を集めたのではないかと考察している。

学生は直近の報道やテレビCMなどで見る企業イメージや選考スケジュールに影響を受けやすい。20代の若手社員は「企業の成長性」や「成長している業界で経験を積むこと」を重視し、スキルを身に付け活躍の場を広げたいという意思を持つ人が多いようだ。

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