仕事には向き不向きがあるが、中でもそれが顕著なのが営業職だ。企業口コミサイト「キャリコネ」には、営業職の経験がある人から、仕事でキツイと感じたときの声が寄せられている。【参照元:キャリコネ】
「賃貸住宅のサービスをしています。休みはかなり少なく、休日にお客様から連絡があって出勤することもゼロではありません。お客様のため、また自分のために仕事をすることができる方でないとキツイかもしれません。平日休みがメインとなるので、休日に土日祝日休みの友達と遊びに行くなどはできませんね」(営業、20代後半、男性、正社員、年収500万円)
「仕事は仕事、として割り切るタイプの人はキツイ」
「財務システムの営業ですが、お付き合いの長いお客様が多いので、時にはお客様に無理を言って助けてもらえるときもあります。でも、新規開拓はなかなかキツイです」(その他、40代前半、男性、正社員、年収800万円)
「保険会社ですが、部署によっては休日出勤を求められます。プライベートより代理店のイベントが優先という考え方の上司が多いです」(代理店営業、20代前半、男性、正社員、年収450万円)
オンとオフの切り替えを自分でコントロールする必要性は、ほかの職種より強そうだ。苦手な人にとっては切り替えがうまくできないだけでも辛くなる。また、新規開拓の大変さは営業職ならではの辛さとも言える。大きなやりがいを生む源にもなるが、大きなストレス源にもなりそうだ。
「タウン誌を発行する会社だが、職場の人間関係に問題を感じる。残業が多いため社内の人との関係は密になるが、その分噂や悪口は尽きず、それが当たり前のようになっている。入社直後は驚いたが、だんだんとそれに慣れていく。仕事は仕事、として割り切るタイプの人はキツイのではないかと思う」(企画営業、20代後半、女性、正社員、年収400万円)
「面接時、営業ではなくアフターフォローの仕事なのでノルマ等は一切ないと説明を受けたが、結局は営業職員の中の1チャネルでしかなく、毎日挙積しろ、基準成績500万以上と言われる。もちろん営業職員の方と同様に7月戦等の時期はノルマが1.5倍になる」(カウンターセールス、30代前半女性、正社員、年収320万円)
ノルマが課せられているのも、営業に多いつらい一面だろう。精神面に自信のあるタフな人は営業職に向いているかもしれないが、そうでない場合は、別の業種を考えてみるのも1つの手だ。