男性との給与格差が叫ばれて久しい。国税庁発表の「2018年民間給与実態統計調査」によると、働き盛りである30代の平均給与は、男性は30代前半で470万円、後半で528万円なのに対し、女性は30代前半で315万円、後半で314万円となっている。
キャリコネニュース読者から寄せられた30代未婚女性の声を紹介する。30代未婚女性には、自己投資や資産運用に関心を高めている人が多いのではないだろうか。年収420万円の女性は貯金が400万円あるという。
「投資の複利運用で増やしている」(月々の貯金額5万円)
と、資産の形成に興味を示していることがわかる。
「一人で死んでいくには十分だが、病気になれば生活保護か早めに死ぬかを選ぶしかない」
年収310万円と平均的な金額だという女性は将来のことを考えると「不満です」と語る。
「一人で年を取って死んでいくには十分だが、病気になれば生活保護に頼るか、治療せずに早めに死ぬのを選ぶしかない状況。結婚してもとても養育費を払える状況ではない」(現在の貯金額200万円/月々の貯金額0円)
と将来の不安を吐露する。一方、比較的年収が高い年収630万円の女性も「全く貯金できない状況。生活が苦しい。余裕ゼロです。」(現在の貯金額100万円/月々の貯金額2万円)と余裕がない現状を語った。
「収入に余力が出てきたころには、年金後納の時効を過ぎて納めることができなかった」
貯金額の少なさに不満をこぼす人がいる一方で、満足している人の意見も散見された。年収450万円の女性は、現在の貯金額が500万円。月8万円貯金しており、「同世代の中ではしっかり貯金できていると思うので満足している」と不満はなさそうだ。
就職氷河期のあおりを受けて、低収入かつ年金未納の時期が続いた女性からも回答が寄せられた。
「収入に余力が出てきたころには、年金後納の時効を過ぎて納めることができなかった。人より20年遅れていると思うから、貯蓄に励むしかないと考えている」(年収420万円/現在の貯金額400万円/月々の貯金額6万円)
年金を払える余力ができた頃には後納ができなかったため、老後の年金の代わりに貯金を増やすということだろう。
キャリコネニュースでは引き続き「貯金」と「ブラック企業→ホワイト企業に転職して思うこと」に関するアンケートを募集をしています。