増税後の行動や考え方についての変化を聞くと、「(変化が)とてもあった」(10.5%)、「ややあった」(34.9%)、「あまりなかった」(38.9%)、「まったくなかった」(15.6%)といった結果になった。「変化があった」と答えた人のコメントからは
「キャッシュレス決済を多用するようになった」(30代男性)
「給与と食費の兼ね合いを考え、できるだけコンビニ弁当を持ち帰りにするようになった」(20代男性)
と軽減税率の適用外である”現金決済”や”外食”を避けている様子がうかがえた。
また、消費増税に対しての不満を聞くと、「(不満を)とても感じている」(37.5%)や「やや感じている」(28.7%)とした人が6割強にのぼることが分かった。不満を感じている人からは、
「消費税でデフレに拍車がかかり経済がますます悪化する」(20代女性)
「消費税は増えるが収入や年金は増えないため、単純に生活が苦しくなるだけではないか」(20代男性)
「増税しても国民の生活が豊かになっていない。ただ生活が苦しくなっただけに思える」(20代女性)
と増税によるデメリットを訴える悲痛な声が寄せられた。
7割が「将来に不安感じる」――「ただ絞り取られるだけで終わる未来しか見えない」
また、今回の消費増税で将来への不安を感じるかについては、「(不安を)とても感じている」(34.2%)、「やや感じている」(33.8%)、「あまり感じていない」(24.4%)、「まったく感じていない」(7.6%)と”不安を感じる派”が多数を占めた。回答者に不安の要因を聞くと
「老後の生活資金が足りなくなること」(40代女性)
「税率が上がっても国民に目に見えて還元されることはなく、ただ搾り取られるだけで終わる未来しか見えない」(30代女性)
とただ一方的に生活が圧迫されるのみで、希望の見えない将来に漠然とした不安を抱く人が多いようだ。