妊娠中の女性と働いていて疲れ切っています 「具合が悪い」と電話も取らず | キャリコネニュース
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妊娠中の女性と働いていて疲れ切っています 「具合が悪い」と電話も取らず

Q&Aサイトの発言小町に、こんな相談が寄せられていました。相談者のfさんは会社員の女性。同僚の女性のことで悩んでいます。その同僚は妊娠しているのですが、そのことで仕事の負担がfさんに集中しています。

同僚は会社にいる間、始終具合が悪そうにしていて電話対応もしません。上司も「休みが多くて彼女にはまともに仕事を頼めない」と、同僚の分の仕事をfさんに回してくる始末です。

後任の派遣社員も妊娠して「迷惑かけますね」

「思いやり」だけでは解決しない

「思いやり」だけでは解決しない

相談者さんは、負荷が集中して辛いと上司に相談しましたが、上司は黙ってうなずくだけで特段配慮はしてくれません。さらに人事から「残業をしないように」と言われているので、1年以上もの間、昼休みも休まずに働いています。

その後、その同僚は退職し、後任として派遣社員の女性が配属されました。ところが彼女もしばらくすると妊娠。「妊娠したので迷惑かけますね」と言ったきり、終始具合悪そうにして仕事を何もしません。

人事は後任に「体調がきつかったら朝遅く出社していいですから」と言っていますが、「時給が減ると困る」という理由でフルタイム出社。それでロクに働かないのですから不満は溜まる一方です。

「時短勤務の提案を断ったのは自分なのだから、担当分はきちんと働くのが当然ではないでしょうか?」

このような状況が、ここ18か月のうち16か月を占めているとか。たまりかねて人事にも相談しても、「お前がやれよ」と言われるだけ。fさんは本当に疲弊し、「こんな場面を見たことがありますか?」という相談を投稿しました。

「Noと言えない相談者」が悪いのか

回答者のmikaさんは、「体調が悪いから」といって会社に出てきながらもロクに働かない妊婦たちを批判しています。

「急な体調不良で休むのは仕方ないけれど、出勤しているならちゃんと仕事しろよって思います。力仕事ができないのは仕方ないけど、電話にも出られないのなら帰るべきです」

その一方で、相談者のfさんにも問題があるという声も。あすみさんは、妊婦やワーキングウーマンをターゲットにしたこの手のトピックが定期的に立つが、

「問題なのは会社の体制と、Noと言えないトピ主本人にあると考えます」

として「(他人の仕事を)やるからいけない」と批判します。

パッションさんも、トピ主さんが無理をして仕事を引き受けてしまうと、それが当たり前になってしまうので「やらない勇気も必要」「処理が遅れ会社の利益に影響を及ぼすようになれば、健全な会社であれば対応を考えます」と言います。

「お互いが思いやり助け合う職場」といえば美しく聞こえますが、同僚の負担を背負い込むのにも限界があります。しかし、それは会社も同じこと。余裕を持った人員配置ができず、「いっそ妊婦には辞めてもらって、新たな人を雇いたい」という意見も出てくるのでしょう。

「自分が出産する時に思い切り制度を利用して」

女性の多い職場で働いてきたfmtさんは、結局は「自分のため」だけを考えて開き直れる人の方が、思い通りの家族を手に入れて行くのかな、と指摘しています。

「トピ主さんはこの時期を乗り越えて、ご自身が出産される時に思い切り制度を利用して下さい! それが一番スッキリしそうな気がします」

昼休みにサービス残業せず、ムリならムリと会社に強く主張し、いざ自分が妊娠したら余裕を持った働き方をする…。そういう一見「図々しい」と見える働き方を肯定していかないと、多くの女性が救われないのかもしれません。(ライター:Makiko.N)

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