1位の野村総合研究所については、
「同世代の平均よりも高いことは確かだと感じる。若いうちはあまり差がつかず年功序列だが、一定の役職を超えると報酬の差は大きくなる。半期に一度、成果について上長にアピールするチャンスがある。ここで新しい仕事のアサインに影響することもある」(システムエンジニア/20代後半男性/年収780万円/2017年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、国内最大のシンクタンクであり、システムインテグレーターとして企業の経営戦略立案からシステム構築・運用もサポートしている。
すべての付加価値の源泉を「人」と考え、教育制度や評価制度を充実させている。専門職に関しては年功序列ではなく、業績や成果、能力に応じて評価。また、2016年から2017年にかけては東京・横浜・大阪の大規模拠点を移転し、フリーアドレス型レイアウトの採用や朝食・夕食も摂れるカフェテリア、企業内保育所の開設など、働きやすい環境づくりに注力している。
こうした取り組みにより、「第9回ワークライフバランス大賞」優秀賞受賞や「えるぼし(最高位「三つ星」)」「プラチナくるみん」の認定、「なでしこ銘柄」「健康経営優良法人(ホワイト500)」への選定など、外部機関からも高い評価を得ている。2019年3月期の有価証券報告書によれば、平均年間給与は約1222万円と高額だ。