「忘年会スルー」という言葉がネット上で流行するなど、忘年会を敬遠する人は多い。キャリコネニュース読者の8割も「忘年会は不要」と回答している。
不満をと考えている人の中には、過去に苦い経験をしており、忘年会に苦手意識を持っているという人も少なくはない。管理・事務職の40代の女性は、
「忘年会で子どもがいないことの説明を求められる」(管理・事務)
とこぼす。仕事中にプライベートな話はすることはあまりないだろうが、酒の場となると干渉されることもある。忘年会でどのような苦い思い出があるのだろうか。キャリコネニュース読者の声を紹介する。
「酒が入ると過去の仕事の失敗について延々と説教される」
忘年会に出席者する人の共通の話題は「仕事」だ。お酒の入ったフランクな場で仕事のことを蒸し返され、嫌な思いをする人の声が相次いでいる。
「仕事の失敗を掘り返される」(20代男性/エンジニア)
「毎回、過去の同じ失敗談を罵られる」(50代男性/営業)
「せっかくの忘年会なのに、酒が入ると過去の仕事の失敗について延々と説教される」(20代男性/教育・保育・公務員・農林水産・その他)
近年、セクハラやパワハラが社会問題になり、話題選びに慎重になる人も増えているだろう。とはいえ仕事の話であればどんな内容でも構わない、ということはない。忘年会と書くのだから、過ぎたことをお酒の席で蒸し返すのはやめていただきたい限りだ。
「ドクターストップと言っているのに乾杯くらい飲むのが当たり前と言われた」
忘年会を含め、会社の飲み会で「管理職なのでハラスメントにならないように気をつけています」(40代男性/サービス・販売・外食)という人がいる一方で、今でも飲み会におけるアルハラが横行している会社もある。
「俺の注いだ酒が飲めないのか、って典型的なパワハラですね。そもそも誰に注がれようがお酒は飲めないんです」(30代男性/サービス・販売・外食)
「ドクターストップと言っているのに乾杯くらい飲むのが当たり前と言われた。そのあともずっと飲むことに」(50代男性/企画・マーケティング・経営・管理職)
このように、アルハラを受けて忘年会が嫌になったという人が多かった。お酒で気が緩んでしまうのかもしれないが、だからといって相手を傷つける言動や行動は許されない。忘年会でこのようなことが横行しているのであれば「忘年会スルー」という言葉が生まれ、多くの共感を得られるのは自然なことかもしれない。
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