誰にでも仕事で間違いを起こしてしまうことはある。故意ではないものの、少しの気の緩みだったり、思わぬミスだったりなど、思い当たる節がある人も多いだろう。キャリコネニュース読者にやらかしエピソードを募集したところ、
「35歳頃お客様へ5点の配送を賜ったが、1点だけ入れ忘れて配送。上司が謝罪の電話を入れ、後日ご来店の際に手渡した」(30代女性、販売・サービス職)
「決算書を作成するときに、内容訂正前のものを付けてしまい、チェック者から叱責をうけ、今後の指導をしない旨を申し渡された」(30代男性、管理・事務職)
といった声が寄せられた。販売・サービス職の30代男性も、その内の1人だ。
「会社には『故意でスキー板を倒したのではない』と説明しましたが……」
北海道や東北地方の寒冷地では、風や雪よけのために玄関ドアの入り口前に「玄関フード」と呼ばれる風除室を設置している家は珍しくない。また、玄関フードのスペースを物置代わりにしている場合もある。
男性は、そんな玄関フードがある家庭に営業で訪問した際にやらかしてしまった。フードに立てかけてあったスキー板が、横開きのドアを開けたはずみで倒れてしまい、玄関フードのガラスを貫通してしまった。
「会社には『故意でスキー板を倒したのではない』と説明しましたが、問答無用に全額給料から弁償させられました。もちろん、その会社は辞めてしまいましたが」
「処分はなかったけど、なんとなく居づらくなって退職しました」
技術職の40代男性は、「オイルアレルギーに苦しんで泣く泣く退職した」という過去の勤め先について綴る。高校卒業後、電子部品会社で9年間働いたあとに転職した鉄工所だった。
「鉄工所は、ブラック企業だった前職よりも給与条件が抜群に良かったのですが、3か月という短期間で退職してしまいました。顔や手足に湿疹ができて、おまけに作業服のみならず下着にも油が染み込んで大変でした」
鉄工所を退職後、下着やポロシャツなどをすべて買い替えたこともあり、「嘘のようにオイルアレルギーが完治」したという。この件はやらかしたというより、本人にはどうしようもできないことだ。ただ、「前社長には今でも申し訳なく思っております」と綴っている。
クリエイティブ職の30代女性は、「会社で約20万円分の金券を紛失した」という。当時は26歳だった。同じ部署の同僚10人近くで部署内のデスクやキャビネットを探したが、結局は見つからなかった。
「直属の上司からは『何らかの処分がくだるだろう』と言われていましたが、上司が社長に申告すると『そういうこともあるんじゃない』と言われたらしく、これといった処分はなく反省文を書いただけで終わりました」
それ以外にも、普段から書類の紛失や伝達ミスなどが多かった。女性は職場に迷惑をかけていたと感じ、なんとなく居づらくなって退職した。その後、「しばらくしてから病院に行くと発達障害と診断を受けました」という。
※キャリコネニュースでは引き続き「仕事でやらかしたこと教えてください!」や「”自爆営業”エピソード」に関するアンケートを募集しています。