ブラック企業に在籍し、理不尽な目にあう人は少なくはない。30代女性のキャリコネニュース読者は「社員が殴りかかってきた。上司に相談したら『死ねバカ』と言われた」(教育・保育・公務員・農林水産・その他)という。ほかにも、
「月の残業時間が290時間。本来は一人1現場なのに人がいなく4現場も持たされる。上司が仕事中毒なので、『お前もできる』と同じ量を押し付けられる」(20代男性、技能工・設備・交通・運輸)
「以前、派遣で働いていた時に脚立から転落。左腕にヒビが入る怪我だったのに、労災が効かなかった。仕事中でのことだったのに全部自腹。1か月の休職」(30代男性、素材・化学・食品・医薬品技術職)
といった声が寄せられている。事務・管理職の20代女性も、過去の職場で踏んだり蹴ったりの思いをした一人だ。ある不動産会社について、「採用ブログに書いてあったことは「すべて嘘」「セクハラ・パワハラは当たり前」だったと綴る。
飲み会は強制参加「走って逃げるも男性社員たちに取り押さえられ、お店に入れられた」
「机やイスを蹴られたり、胸倉をつかまれたり。『人を殺してでも契約とってこい』『契約とるまで外回りしろ、息をするな』『死ね、殺すぞ』といった言葉も飛び交っていました」
また飲み会は強制参加で、「走って逃亡を試みるも、複数の男性社員に取り押さえられ、お店に入店させられました」という。全社朝礼で社長が「○○さんは社内で一番美人」「○○はブスだ」など、パワハラ全開の差別発言を連発したこともあった。
このようなパワハラ・セクハラの証拠を提出したにも関わらず、人事部は確認を取らずシュレッダーにかけて隠滅したという。また、「なぜか告発した側がそれまでの営業成績や進行中の仕事をすべて取り上げら、社内の人にも集団で無視された」という。
「引き出しの中を勝手にあさられ、お菓子などの窃盗が目の前で繰り広げられます」
そんな会社の働き方についても、「勤務時間は8~21時が当たり前。実際に帰れるのは22~23時。残業時間は月100時間超えです。有休申請は理由を言っても却下されます」と明かす。
「もちろんノー残業デーもありません。ここのノー残業デーとは『8時出社19時退社』のことで、結局一日の労働時間が8時間超えなのですでに残業確定。産後1週間の女性も現場復帰している職場です」
まだ上司が人格者であれば救われたのかもしれないが、当時の上司は「営業成績はすべて自分の手柄にする」という。それだけでなく、「机や引き出しの中を勝手にあさられ、お菓子や文房具などの窃盗が目の前で繰り広げられます」という。さらに、
「出勤に関しては、『北朝鮮のミサイルで電車が全線ストップしても、遅延による遅刻は許されない』という考え方です。その際、『俺らは台風が来ても電車が止まっても契約を取りに行く』と言っていました」
と綴っている。