妻は結婚直後、社長、つまり義父から嫌がらせを受けていた。以前はそんな妻の意見に対し、男性も批判していたという。
「当初は妻から、会社のやり方について『それ、おかしいよね?』とアドバイスされても、私は親の言うことの受け売りで『建築業界に法律は適応されない』『中小企業を知らないからだ』とバカにしていました」
しかし、働いていくうちに「妻の言うことの方が正しいのでは?」と疑問を抱くようになった。それを父親に話すと、「お前は妻に騙されている」と取り合ってもらえなかった。
それがきっかけで、「会社都合で休まされたにも関わらず給料が支払われなかったり、休日出勤時の振替休日も取らせてもらえなかったりした」という。そんなある日、夫婦揃って呼び出された。
「敢えて威圧的に自主退職へ追い込むのが父のやり方」
「父は妻に『お前が入れ知恵しているせいで、息子は会社と家庭で板挟みだ。離婚してやってもらえないか』『初対面から信用できない女』と業務とは関係ない発言をぶつけました。妻も『間違ったことは言ってない』と反論しましたが、父は聞く耳を持たず」
結局のところ父親は、「最終的には辞めるか、ガチガチに縛られる覚悟で残るか二つに一つだ」と言い放った。そんな父親について、
「会社の金を私利私欲のために使い、社員に正当な給料を払わず、休みも与えません。利用価値がなくなったと思う人間をクビにする際、敢えて威圧的に自主退職へ追い込むのが父のやり方です。暴露すれば山ほど悪事はでてきます」
男性は現在も働いているが、「辞めるつもりでいます。辞めたら親子の縁も切るつもりです。あの父には悲惨な最期を迎えて欲しいと切に望んでいます」と胸の内を明かした。
※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」や「働かない中高年への不満」に関するアンケートを募集しています。