20代女性が経験したブラック企業「セクハラに応じるまで机の前に立ち続ける上司」「色仕掛けで連絡先を聞き出せ」 | キャリコネニュース
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20代女性が経験したブラック企業「セクハラに応じるまで机の前に立ち続ける上司」「色仕掛けで連絡先を聞き出せ」

その上司は「何人もの女性のお尻を触る」らしい

その上司は「何人もの女性のお尻を触る」らしい

ブラック企業の常套手段には、従業員への人格否定や同意を得ない独断がある。キャリコネニュース読者からは、

「派遣の事務員を擁護し、ブスな自分を叩き続けられた」(20代女性、管理・事務職)
「事前説明もなく部署全員の賞与支給がなくなった」(30代女性、管理・事務職)
「商談損は自己責任。月に一回も休みなし」(40代男性、営業職)

といった声が寄せられている。ブラック企業に、相手への慮りといったものは存在しないのだろうか。今回はパートで働く30代女性が今の職場で受けたブラックエピソードを紹介する。(文:鹿賀大資)

「終業の10分前に仕事量を追加され、残業をすれば影で文句を言われる」

その会社ではモラハラ・パワハラ・セクハラが横行し、理不尽な八つ当たりや嫌がらせが日常化している。上司は、上から受けた理不尽な腹いせを部下に当たり散らしているという。

「新入社員やパート社員は理不尽な扱いを受け続け、現場は誰もが疑心暗鬼。雰囲気は最悪です。責任はパートに押し付け、手柄を横取りしたという類いの話はあちこちから聞こえています」

何か問題が起こると、まったく責任のない人に報告書を書かせ、謝罪まで強要する。朝礼では、そうした一件を見せしめにするという。女性はこうも綴る。

「有休取得の調節について相談しても、話さえ聞いてもらえません。終業の10分前に仕事量を追加され、残業をすれば影で文句を言われる始末。会社規定の残業時間を超過していても、逆らうことは許されません」

女性は自身と無関係の他部署に、個人情報も共有されている。どれくらい休憩していたか、トイレに何回行ったかといったことから弁当のおかずについてまで。おかげで他部署の人たちから、ネチネチと数か月に渡って自身の肌の色の理由を聞かれたという。

「生まれつきなのに肌の色のことを言われ、しつこく『金髪にしろ』と迫られ続けました。男性の新入社員が入社すると、『色仕掛けでLINEの連絡先を聞き出せ』と命令されたことも。不倫目当てと思われるメールが早朝や深夜に送られてきたこともありました」

セクハラ行為は、それだけにとどまらない。

「とにかく手柄を取ること、下に面倒事を押し付けることばかりの社風にうんざり」

「『うちは仮面夫婦だから』と何人もの女性のお尻を触る人がいます。セクハラに応じるまで机の前で無言で立ち続ける上司もいますが、こっちが仕事をしていてもお構いなしです。それを見てセクハラに応じるよう促す先輩パートには、本当に絶望しました」

その会社には、勉強を推奨する制度がある。それにも関わらず、若い社員が勉強していると、上司は大声で「今さらお前がしても意味がない」と笑い者にする。しかし新入社員らの口から出るのは「上司を尊敬している」という受け答えだ。女性は、「あの光景は痛々しいほどです……」と呆れている。さらに、

「新人の教育係は、おだてて押し付けられた、指導にまったく向いていない人です。なので新人は仕事を覚えられません。できないことを責められ、部署替えを希望しても『甘えだ』と言って終わり。数か月で辞めていく新人が後を絶たないなか、その教育係は『私は教え上手だ』と自慢し続けています」

女性は、「とにかく手柄を取ること、下に面倒事を押し付けること、ストレスや欲を発散させることばかりの社風にうんざりです」という。会社では最近、コンプライアンスの相談窓口を設置したそうだが、女性曰く「プライバシーに一切配慮がなく、これも手柄目当てだとしか思えません」と心境を述べている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」【新型コロナ】ドラッグストア・スーパーで働いている人の声募集に関するアンケートを募集しています。

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