経営不振で退職を決めた人々「資金繰りが自転車操業」「将来性を感じなくなった」 | キャリコネニュース
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経営不振で退職を決めた人々「資金繰りが自転車操業」「将来性を感じなくなった」

経営不振で退職へ

経営不振で退職へ

会社の経営状況は、自身の報酬にも直結するため重要なポイントだ。企業口コミサイト「キャリコネ」にも

「経営不振により、よっぽどの事がないと残業はできない。これまではほぼ毎日夜遅くまで残業していたが、今年から毎日定時退社できるので平日でもプライベートの確保ができるようになった。ただし、残業代が無い分収入面での余裕は無くなってしまった」(生産・製造技術、20代後半、男性、正社員、年収350万円)

といった体験談が寄せられている。今回は”経営不振”に関する投稿を紹介する。

社員専用バー、社員割引などは「すべてなくなった」

経営不振の影響で「残業ができなくなった」という口コミは多くみられた。プライベートの時間を多く持てるようになる一方、収入は減ってしまう。このほかにも

「昔は飲み会代の支給や海外出張時の支度金の配布など金銭面での援助が多かったが、昨今は経営不振によりこのような制度は全て廃止された」(生産・製造技術、20代後半、男性、正社員、年収350万円)

「『本社地下に社員用バー』『自社ブランドのセレクトショップがあり、社員は割安価格で購入できる』『本社1階が喫茶店になっていて、コーヒーを1から淹れてくれる』というのが昔はありましたが、経営不振によりすべてなくなってしまいました」(コンサルティング営業、20代後半、男性、正社員、年収270万円)

と以前は当たり前のようにあった出張支度金や、充実した福利厚生が、経営不振によって廃止されたという声もあった。経営が悪化している企業にとっては、少しでも出費を減らしたいもの。経費削減のしわ寄せが、社員の働きやすい環境を制限することにもなり得る。

「毎月退職者が出ている」という企業も

また、経営不振が続いた挙句、退職を決断したという声も多数寄せられた。

「退職理由は、ズバリ経営不振です。毎月退職者が出ているんですから当たり前ですよね。それなのに、『今のままでは給料を払えないから死にものぐるいで働け』と毎週怒声が飛んでいます。『資金繰りが自転車操業になっている』との話をマネージャーから聞きました(そのマネージャーは最近退職しました)」(カウンターセールス、30代前半、女性、正社員、年収420万円)

「親会社の決定で、売り上げの大半を占める売れ筋製品の製造ラインが海外工場に移転し、人手が余った上に米中貿易摩擦で経営不振になった。将来性を感じなくなり退職しました」(生産管理・製造管理、20代後半、女性、正社員、年収300万円)

「リーマン・ショックの影響を受け、経営不振に。売上目標の大幅未達が続き、医療関係の事業への投資も失敗してしまい、事業再生のため社員を出向させるも改善には至らなかった。経営陣への不満も噴出した結果、社員が大量退職した」(人材コンサルタント、20代後半、男性、正社員、年収350万円)

経営者の判断ミスや、放漫経営による業績悪化、社会情勢の変化の波に抗えないなど、経営悪化の原因はさまざまだ。口コミの中には、経営陣に対するに不満が募った結果、退職者が大量に出たという体験談も寄せられた。

苦しい局面に対して再建努力をしているか、また社員のことを考えた対策をしているか。従業員は経営陣の対応をシビアに判断している。厳しい状況の時こそ、企業の善後策が求められると言えるだろう。【参照元:キャリコネ】

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