全店で見ても同様で、前年同月を下回ったのは21社(構成比91.3%)だった一方、上回ったのは2社(同8.3%)だけだった。この2社は西松屋チェーンとワークマンで、独自の特色を持った衣料品および、衣料品以外の商品展開が業績に寄与したものとみられる。
影響が大きい企業では、月次売上高が4割以上減少したところもあった。消費者の外出控えのほか、営業短縮、3月最終週の小池百合子都知事による外出自粛要請などで、臨時休業の対応を取る店舗があったり、訪日外国人観光客が減少したことなどが影響したとみられる。
政府は4月16日現在、7都府県に緊急事態宣言を発令しており、多くの企業が臨時休業などの対応を取っている。そのため、帝国データバンクは「実績の減少幅がさらに大きくなると予想される」としている。