その日の女性は、体調が優れずにいた。しかし冬場の積雪により、先輩女性から駐車場の雪かきを言い渡されていた。
「お局が怖くて自分だけ止めたいとは言えず、半日以上かけて雪かきを終えました。夕方には具合が悪化し40度を超える発熱。退社時間が遅かったことから病院もなかなか見つからず、震えながらやっとの思いで開いている病院にたどり着きました」
結果、インフルエンザの診断を受け、翌日から5日間の休養を取った。その間、先輩女性が仕事の穴を埋めていた。女性は復帰後、真っ先に先輩女性のもとへ向かい「申し訳ありませんでした」と謝罪したという。ところが、
「ものすごい剣幕で『本当だよ!』と喝を入れられ、それからしばらく口もきいてもらえない日々が続きました。しかもお局は『インフルエンザくらいで休むのが信じられない、かかる奴が悪い』と言っていました」
女性は他の人に感染してしまうことを考えて休み、社長からも「うつるから休め」と言われた。女性は「社長はお局が『休むな』と私に言ってきたことは知りません」とこぼす。
インフルにかかった後輩は「怖くて休めない」とフラフラになりながらも出勤
その一件から翌年、今度は先輩女性がインフルエンザに感染した。しかし女性に強く言っていた手前、薬で症状を抑え休むことなく働いていたという。
「結果的にお局から後輩に感染したのですが、昨年の私への仕打ちを見ていた後輩は『怖くて休めない』とフラフラになりながらも出勤してきました。私は感染を懸念して、ひたすら予防に努めました」
そのほかにも先輩女性からの心無い仕打ちに心も折れる寸前まで我慢したが、退職した。女性は「今の会社の先輩は、あのお局とは真逆で神様のような存在です。のびのびと仕事が出来て、本当に辞めてよかったと思っています」と綴っている。
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