千葉県のパチンコ店に勤務する30代男性の職場は当初、中小企業ということもあり、補償が認められるまでは営業続行の方針でいた。しかし、男性曰く「近隣の大手の競合店が休業になり、その集客を期待しているのが見え見えでした」という。
「私は我慢できなくなり、マネージャーに『良かったですね、狙い通りにお客さんが増えましたよ』と言いました。すると『普段の3倍の売上だよ、閉めてる場合じゃないよね!」と平然と返された時は凍りつきました」
男性はバイトスタッフの身を案じ、即行動に移したという。「生活に問題がなければ旦那や家族と話し合って、マネージャーに『店にはもう明日から出ない』と言ってほしい旨を伝えました。その甲斐もあって、ようやく店休が決まりました」と安堵した様子だ。
しかし、男性は今回の一件で痛感したこともある。
「どれだけパチンコ店の業種、そして会社の上の連中は、ホールで働く者に興味がないのかわかりました。しかも店で使用するアルコール消毒液やマスクは、会社側から一切提供されません。自分で確保したければ、そうすればいいとのことでした。願わくば、このまま潰れてほしいです」
「こんなズレた人たちと今まで仕事していたのか」と実感
都内のコールセンターで働く30代男性は現在、3歳の子どもがいるため有休取得中だ。しかし、断行にいたるに理由があった。
「緊急事態宣言が出された後も上司は『7割勤務減を7割稼働』と本気で勘違いしていました。しかも同僚たちも、上司の考えを何とも思わずに従っていました。こんなズレた人たちと今まで仕事していたのか、と思うと恐ろしくなりました」
男性は、コロナ騒動が落ち着く前に転職活動を決めたという。
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