東京都の60代男性は普通科の高校を卒業後、一級建築士の資格取得を経て独立にいたった。現在は不動産・建設系のフリーランスとして年収800万円を得ている。学歴不要の理由について、
「私は社会に出てから“他人の釜の飯を食って”成長したと思います。社会に出れば、学校では教えてくれないことがたくさんあります。会社時代を経験した中では、高学歴で頭でっかちの融通の利かない馬鹿もいました」
という。さらに男性は「そういう人たちの特徴をあげるとすれば、すべての知識がウィキペディアなんです」と持論も述べる。
「自分の学歴は満足!不満はありません。なぜなら人並み以上の生活、収入を得ていますから。学歴が高いと思うのは、一般的には4年制大学かなと考えています」
「大学に進学してたら“つまらない仕事人生”になっていた」
東京都の50代女性も高卒からフリーランスに転身し、現在は年収1500万円を得ているやり手だ。派遣社員を経て24歳の時に独立、35歳で有限会社を設立した。独立当初の目標は年収1000万円。その目標も3年ほどでクリアできたという。女性は当時のことを振り返る。
「取引先から『こういう依頼があるけど出来る?』と言われ、それをひとつひとつ丁寧にこなしていくのが楽しかったです。だから夢中になって取り組んでいた印象が強いです」
こうした経験を踏まえた上で、学歴が必要ないと思う理由を続ける。
「おそらく私が大学に進学していたら、社会の枠みたいなものに捉われていたでしょう。いうならば、会社から言われたことに従うだけの“つまらない仕事人生”になっていたのだろうと思います。学歴がなくても、やり甲斐や目的を持って仕事に取り組んでいれば、それなりの収入を得られると思います」
女性は「自分の学歴に不満はありません」といい、高学歴と感じるラインについては「早稲田・慶應・東大・京大です。優秀な人が多いと思います」と書いている。
ほかには、
「高卒で転職活動をしてきましたが、学歴よりも職歴や人柄を重視している企業の方が多かったと思います。面接時に質問される内容も『今までの職場でどんな実績を残したのか』『工夫してきたことは何か』など職務に関することが多かったです。実際に私は学歴に関係なく実績を買われ、管理職に就いたこともあります」(山形県/30代女性/パート・アルバイト)
といった声も寄せられていた。
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