ラーニングエージェンシーは7月27日、「管理職の意識調査」の結果を発表した。調査は2019年12月~20年3月にネット上で実施し、管理職1070人から回答を得た。
管理職としての悩みを聞くと、半数近くが「部下の育成」(50.5%)と回答。2位以降は「チーム・部門の運営」(24.9%)、「時間の不足」(21.7%)、「部門の成果達成」(21.4%)、「部下とのコミュニケーション」(19.6%)、「人事評価・フィードバック」(18.6%)などと続いた。
部下とのコミュニケーション量が成長のカギ?
「部下の成長度合いをどう感じているか」と聞くと、3割の人が「成長していない」(31%)と回答。5年前に実施した同調査の結果(8.8%)を大きく上回った。
月間のコミュニケーション時間については、最多が「2~5時間」(41.3%)だった。次いで「1時間」(24.4%)、「6~10時間」(16.1%)、「11~15時間」(9.9%)などと続いた。
回答を部下の成長度合い別にみると、「部下が非常に成長している」とした人のうち4割以上が「6時間以上」(45.8%)のコミュニケーションを取っていると回答。その他の回答者よりもコミュニケーション時間を長く取っている傾向があった。