長く続いた梅雨も明けた、いよいよ夏本番。もう直ぐお盆休みを迎えるが、夏場の休養にあてたい人もいれば、中には会社の事情で思うように休めない人も少なくない。キャリコネニュース読者からは、
「お盆休暇は2日。有休の取得指定日なので、まったくありがたみはない」(40代女性/東京都/専門コンサル系)
「お盆は、顧客である工場や大学の点検業務があり、依頼が集中する」(東京都/20代男性/サービス系)
といった声が寄せられている。IT・通信系勤務の神奈川県の20代男性にいたっては、
「ウチの会社にお盆という概念がない。去年までは夏休みとして3日だけ好きに休めたが、今年は廃止された」
という。東京都の30代男性も「お盆も夏休みも冬休みもない。それどころか祝日もない」という一人だ。(文:鹿賀大資)
例年はお盆ダイヤと夏の甲子園開催で電車は満員だけど……
男性は自社について「お盆にどうしても出社してやることがある、という訳でもない」と綴る。
「お盆でもいつも通りの仕事をするだけ。私は内勤だからまだましな方。だが営業は外回りが出来ないので、上長たちが事前に部下に何をやらせるか絞り出している」
上長陣は、絞った案を上役にプレゼンし、研修やロールプレイングをしているという。実際の業務がないなら一斉休業にしてもいいのではないか。男性は「なんだこの会社は」と呆れている。
兵庫県の50代男性は「仕事柄お盆休みはない」といい、お盆期間の通勤事情について明かす。
「通勤に阪神電車を使用している。例年のお盆といえば、休日ダイヤで電車の本数が減る一方、高校野球により乗客が普段の何倍も多い。なのでお盆の期間中は、平日ダイヤのJRへ迂回している」
今年の夏の甲子園は中止となり、奇しくも男性にとっては通勤しやすい状況になったのかもしれない。
「コロナの影響で旅行も飲みにも行けません。もっと短くてもいいぐらいです」
メーカー系で派遣社員として働く東京都40代女性は、雇用格差について綴る。
「正社員は5日間を有給の夏期休暇で過ごしますが、派遣社員の私は派遣元の規定で有給は使えません。無給で5日間強制休業です。賃金は7万円近く減収予定。辛いです」
ほかには、
「お盆休みは6日。例年より少し短いですが、コロナの影響で旅行も飲みにも行けません。もっと短くてもいいぐらいです」(40代男性/大阪府/流通・小売系)
「どこにも行けないのに、9日も盆休みと無駄に長い」(40代男性/兵庫県/IT・通信系)
と新型コロナウイルス第2波の懸念に伴う不満の声も寄せられていた。
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