「育児休業は取らないが夫婦で子育てはしたい」と回答した割合は、男子(32.2%)が女子(5.7%)を大きく上回り、男女で26.5ポイントの差があった。一方、「子どもは欲しくない」は女子(10.2%)が男子(5.2%)を上回った。
欲しい子供の人数については、男子が平均2.24人(前年比0.06ポイント減)、女子が平均2.1人(前年比0.3ポイント減)となり、男女共に減少。
育児と仕事のワークライフバランスについても聞いた。「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする男性」を、「すごくかっこいい」と回答した女子は75.3%で、4年連続で増加。また「子育てに専念するため育児休業を取得する人」をすごくかっこいいと感じる人も男女ともに4年連続で増加した。
夫の収入のみで生活するのが望ましいと考える人は減少
結婚後の仕事に関しての考えについて、「夫婦共働き」を希望する割合は、男子 56.5%(前年比7.0ポイント増)、女子 74.3%(同3.5ポイント増)。男女とも増加し、ともに2016年卒の調査開始以降最多となった。
同時に、「自分の収入のみで生活するのが望ましい」と回答した男子(35.7%)、「相手の収入のみで生活するのが望ましいと回答した女子(19.0%)の割合も大きく減少しており、男女の専業主婦志向が著しく低下していることが分かった。
興味のある社会問題は、女子は文系・理系問わず、「少子化・働く女性支援」(文系女子 60.1% 理系女子 52.1%)がトップ。文系男子で最も高かったのは「高齢化社会・介護問題」(37.8%)で、理系男子のトップは「地球温暖化」(41.5%)だった。