社会人の学び直しを支援する「第四次産業革命スキル習得講座」って何? | NEXT DX LEADER

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社会人の学び直しを支援する「第四次産業革命スキル習得講座」って何?

【プログラミングスクール】第四次産業革命スキル習得認定講座でスクールに行くのはどうですか? より

この動画で学べること

  • 経産省の制度「第四次産業革命スキル習得講座」について知ることができる。
  • “第四次産業革命”を牽引する人材を育成する「Reスキル講座」の概要が分かる。
  • クラウドやIoT、AI、データサイエンスの教育訓練制度があることが分かる。

こんな人におすすめ!

  • 成長分野のスキルを身につけてキャリアアップを図りたいと考えている人。
  • 新しい技術の勉強をしたいけど、給付金がもらえる制度はないか探している人。
  • 社員にクラウドやIoT、AI、データサイエンスの知識を学ばせたい企業経営者。

独学力がないとエンジニアとして働くのは難しいけれど

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
経済産業省の「第四次産業革命スキル習得認定講座」という制度を使って、スクールに行くことのメリットと留意点について説明しているよ。投稿者のもんしょーさんはプログラミングスクール出身のエンジニアなので、自らの実体験を踏まえて解説している。

制度の概要については後述するけど、まずはスクールに行ってITやプログラミングについて学ぶことには注意点があるんだなということが分かった。それは、ネットには自学自習できるコンテンツがたくさんあるので、それを使って独学することから始めた方がいいんじゃないか、ということ。

いずれエンジニアになったときにも自力で検索して独学する力は基礎的な力として求められるし、「他人から教えてもらわないと分からない」というスタンスではエンジニアとして仕事をしていくのはキツイんじゃないか、というわけだ。
DXを学びたい男性
なかなか厳しい意見だね。
DXに詳しいロボット
一方で、スクールで教えてもらうと、基礎から大事なことを漏れなく教えてもらえるし、まったくの初心者が独学からでは難しい場合もある。そういうときに、経済産業省の「第四次産業革命スキル取得講座」、通称「Reスキル講座」を使うと、受講料の大半を補助してもらうことができるので活用を検討してみてはどうかという。

「社会人向けIT・データ講座」の受講者を国が支援

DXを学びたい男性
ところで、「Reスキル講座」っていうのはどういう制度なの?
DXに詳しいロボット
ここからは経産省の職員が説明している動画を参考にするけど、民間事業者が社会人向けに提供するIT・データ分野の実践的な教育訓練制度を、経済産業大臣が認定し、受講者や企業に対して支援を行う制度だ。

「産業革命」とか大げさと思われるかもしれないけど、動画では産業人材政策室の方が「省庁横断で社会人の学び直しを支援する画期的な制度」「政府として本気で“第四次産業革命”を牽引する人材の育成に注力している」と言っている。
DXを学びたい男性
その制度ってどういう背景で生まれたものなの?
DXに詳しいロボット
「Reスキル講座」という通称でも分かるけど、社会人に専門的・実践的な教育訓練講座を受けてもらうことで、将来の成長市場で活躍できる、あるいは成長企業に転職できるように学びなおしてもらうことを支援する制度だね。

日本は少子高齢化でどの分野でも深刻な人手不足に陥っているけど、一方で時代の変化に対応できずにスキルが陳腐化してしまうなどして、会社の中で活躍の場が見いだせずにいる社会人が結構いるんじゃないかな。もっと給料の高い分野で働きたい、しかしそのためには新しいスキルが必要だ、という人もいるかもしれない。

そういう人たちに、これからの成長分野の専門的・実践的なスキルを身につけて直してもらうことで、活躍できる人材になってもらう。そういうことが実現できる教育訓練講座を経済産業省が認定し、さらに厚生労働大臣の指定を受けた講座は教育訓練への支援制度を利用できるんだ。

受講費用の大半が戻る「専門実践教育給付金」の支給も

DXを学びたい男性
成長分野って、どのあたりのことを言うの?
DXに詳しいロボット
IoTやAI、ビッグデータを用いた技術革新である「第四次産業革命」を牽引する技術領域で、クラウドやIoT、AI、データサイエンスといった「新技術」の分野、セキュリティ、ネットワークといった「高度技術」の分野、それから自動車分野のモデルベース開発や生産システム設計といった「IT利活用分野」の3つだ。
DXを学びたい男性
受講すると、どんなメリットがあるんだろう。
DXに詳しいロボット
「Reスキル講座」に認定された講座は、先端分野のハイレベルなカリキュラムを有していて、スキルの習得を対外的に見える化できる「修了証」が交付されるなどの特徴がある。eラーニングや週末・夜間開講など、社会人が受講しやすい工夫も講じられているという。

受講者は、データサイエンティストなど対象とする職種に必要となる能力スキルを体系的に習得できるし、業務での活用や円滑な転職に役立つ。教育訓練給付や人材開発支援助成金を活用することで、受講者や企業に対して受講費用の一部が支給されるメリットもあるよ。

個人が「専門実践教育給付金」の支給を受ける場合、受講費用の50%が6か月ごとに支給され、受講修了後1年以内に雇用された、または引き続き雇用されている場合には、受講費用の20%が追加で支給される。企業が従業員に受講させる場合には「人材開発支援助成金」が支給されるよ。
DXを学びたい男性
国のお墨付きが得られる「修了証」がもらえて、受講費用が戻ってくるなら、同じ勉強をするのでも独学よりオトクな感じはするね。
DXに詳しいロボット
もちろん、冒頭でもんしょーさんが指摘していた「独学」の問題はあるけどね。なお、認定講座の目標レベルは「ITSS(ITスキル標準レベル)4」で、業務上の課題の発見・解決をリードし、部下を指導できるチームのリーダーレベルの人材育成を目指している。そういうスキルが身につくなら、キャリアアップにつなげられる人も出てくるかもしれない。

なお、動画の公開日以降に制度が更新されている部分もあるようだから、興味を持った人は経産省の「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」のページをチェックしてみることをオススメするよ。講座一覧(PDF)はこちら

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考察記事執筆:NDX編集部

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