佐賀の物流会社はいかにしてDXで生産性を上げたのか | NEXT DX LEADER

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この動画で学べること

  • 佐賀県のとある物流会社で成功したDXの取り組みをコンパクトに紹介。
  • 会社の課題や解決策、導入したシステムの一例が概要欄にも整理されている。
  • 関連サイトの「DX3部作」の記事で詳細の取り組みを知ることができる。

こんな人におすすめ!

  • 地方の中小企業ではDXの取り組みなんてできない!と諦めかけている人。
  • 「慢性的な人手不足」「作業の属人化」に悩む物流会社の経営者。
  • できるだけコストを掛けずに生産性を上げるシステム構成を知りたいエンジニア。

「高齢化」や「人手不足」の問題をデジタルで解決

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことを学べるの?
DXに詳しいロボット
佐賀県のある小さな物流会社がDXに取り組んだ事例を紹介している。運送ドライバーと倉庫作業員、事務スタッフ合わせて約80人の会社が、どのような課題を抱え、どのようなシステムを導入して生産性を上げたのかが分かる。動画以外にも概要欄や関連記事があるので、かなり詳しい情報まで知ることができるよ。
DXを学びたい男性
具体的にどんな課題を抱えていたの?
DXに詳しいロボット
地方の中小企業ならどこでも悩んでいる「社員の高齢化」「慢性的な人手不足」「作業の属人化」などだね。特に高齢化は、従業員の半数以上が50代を占めているうえに、若年層は少なく、定着してくれない。外国人技能実習生も受け入れており、誰にでも分かりやすい仕事のしくみを作る必要があった。

それに、紙の帳票を使った業務は、そもそもミスも引き起こしやすいうえに、冷凍庫の中では手が震えて時間もかかる。同じ帳票のデータを複数のシステムに入力する無駄な作業もあった。そこで紙と手作業で行っていた業務を、思い切ってデジタル化したということだ。
DXを学びたい男性
どんなシステムでデジタル化したの?
DXに詳しいロボット
例えば、作業者がヘッドセットを装着して、音声の指示に従って商品をピッキングする「ボイスピッキングシステム」を導入したところ、指示の内容が数字になるので、日本語に不慣れな外国人実習生も作業しやすくなるメリットがあったという。

できるだけコストが掛からないシステム構成を検討

DXを学びたい男性
ずいぶん本格的なDXだね。他にはどんな取り組みをしているの?
DXに詳しいロボット
これまでノートに手書きで記載していた給油記録をスマホやタブレットで入力したり、ハンディターミナルで入庫時の検品作業を簡素化したりしていたよ。

給油記録のデータ化では、可視化によってコスト削減も実現した。また、勤務シフト作成のアプリを導入することでシフト表の自動作成や業務の平準化が実現し、スタッフごとの業務上のスキルが可視化されて業務管理もしやすくなっているそうだ。
DXを学びたい男性
それは全部、その会社が自力でやったの?
DXに詳しいロボット
実はこの取り組みは、佐賀県が実施する「DXフラッグシップモデル創出事業」の一環として実行されたものだよ。最初はどこをどうしたいのか計画が漠然としていたので、コンサルタントにも協力を断られたんだって。でも熱意で押して現場を見てもらったうえでいろいろアドバイスをもらったらしい。そういう意味では、会社の頑張りがDXを実現したといえる。

概要欄の導入システム例を見ると、最低限のシステムをクラウド利用などで、できるだけコストが掛からない形で組んでいることが分かるので、かなり良心的なコンサルタントに出会えてよかったなと思う。下手なベンダーに相談したら、システムばかり大きくてコストがかかり、誰も使わないものになっていたかもしれない。

いまではRPAの簡単なプログラムを自力で組めるくらい、会社の人たちも勉強している。会社の規模に関係なく、どうやったら業務を改革できるか、本気で考えている人たちのヒントになると思うよ。「【佐賀DX三部作】物流会社の挑戦!」Vol.1Vol.2Vol.3という関連記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてほしい。

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考察記事執筆:NDX編集部

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