良質な地魚を消費者へ! UUUOが実現する「水産業のDX」 | NEXT DX LEADER

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良質な地魚を消費者へ! UUUOが実現する「水産業のDX」

出すとすぐ売れる!水産業に革命を起こす魚のマッチングサービス より

この動画で学べること

  • 広島県のベンチャー企業「UUUO」による水産業のDXの事例を知ることができる。
  • 地方の漁業における問題と、消費者ニーズを結びつける解決例を学ぶことができる。
  • 電話やファクスが主流の水産業におけるスマホを使った業務のしくみが分かる。

こんな人におすすめ!

  • 古いやり方が染みついたアナログな業界で「DXなんて無理」と考えている人。
  • 第一次産業でも物流などのしくみを変えて成長させたいと考えている人。
  • 地方発のDXの事例を探している人。

広島のベンチャー企業が山陰の漁港を救う

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
水産業という、デジタルとは遠いと思われている業種でも、DXの取り組みが行われていて、成功もしているという興味深い事例を知ることができるよ。

この動画は、島根県大田市の漁港を取材した広島ホームテレビ(テレビ朝日系列)のニュースなんだけど、とあるアプリを導入することによって、漁師さんや仲介業者、小売店や飲食店に加えて、消費者も幸せにする「四方よし」を実現しているんだって。
DXを学びたい男性
それってどんなアプリなの?
DXに詳しいロボット
広島に拠点を構える株式会社ウーオが開発したアプリなんだけど、獲れた魚を漁師から買い取った仲介業者が、魚の写真と情報をスマホで入力することで、プラットフォームに情報を集約し、小売店や飲食店とマッチングをしているという。
DXを学びたい男性
従来はどんな問題があったの?
DXに詳しいロボット
これまで獲れた魚は、それぞれの漁港から各地の中央市場を通すのが一般的で、それも流通するのは一定以上の量が獲れる魚だけ。だから量の少ない地魚は、いくら質がよくても流通が広がらず、地元周辺の消費にとどまっていた。

確かに大きいスーパーが大量仕入れをするためには、規格や魚種が揃っている方が、都合がいいのかもしれないよね。

でも、小さな居酒屋であれば、不揃いであってもいろんな魚を箱に詰めてセットしてくれた方が、仕入れの手間も減るしメニューのバリエーションも増える。コスト削減にもつながる、という需要があったというわけなんだ。

「猛烈に課題解決をしたい」という熱い想いが印象的

DXを学びたい男性
なるほどね。末端の飲食店などを考えると、漁港から小ロットのセットを直接販売してくれる方が新鮮だし、間に入る業者も少なくなるので価格も抑えられると。
DXに詳しいロボット
水産業界は、いまでも電話やファクスが主流だ。でも、漁港から魚の写真を登録すれば、お客さんが待ち構えていて、即座に飛ぶように売れるしくみができていれば、そりゃスマホだって自然と使うようになるよね。
DXを学びたい男性
これって水産業以外でも応用できそうだね。
DXに詳しいロボット
そうだね。でも、しくみの応用というだけでなく、自分はどういう問題や課題を解決したいんだっけ、というところにこだわってDXを企画して取り組むことが大事なんじゃないかな、と思ったよ。

アプリを開発したウーオの板倉一智社長は、鳥取県岩美町の漁港のそばで生まれ、大学卒業後は大手物流会社に就職したんだって。でも地元に戻るたびに活気を失った漁港を見て、なんとかしたいと思って起業したという。

新しいしくみを作るために大変なこともあったと思うけど、地元に対する愛情があったからこそ、壁を乗り越えられたんじゃないかな。「猛烈に課題解決をしたい。幼少期の頃から育ってきた環境をどうにか取り戻したい」という社長の言葉が印象的だったよ。

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考察記事執筆:NDX編集部

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