この動画で学べること
- 地方の機器製造会社が「冷蔵庫の庫内温度遠隔監視システム」を作った話が聞ける。
- 地方の総合米穀卸が「銘柄米の品種自動判定システム」を作った話が聞ける。
- 都内の小型補聴器専門店が「紙のカルテを電子化」した話が聞ける。
こんな人におすすめ!
- 地方の中小企業で「このままでは経営が危ない」と考えている経営者。
- 社長の父親から「デジタルを使って何とかならないか」と相談された跡継ぎの息子。
- 「地方の中小企業には未来なんかない」と諦めかけている従業員。
DXで「冷蔵庫内の温度」を遠隔監視
この動画ではどんなことが学べるの?
アマゾンのAWS(Amazon Web Service)を使ってDXを果たした、地方の中堅中小企業3社の事例が紹介されているよ。AWSのPR動画ではあるんだけど、どれも興味深い事例になっていて、ローカルの小さな会社には参考になると思う。
ひとつめは青森市の大青工業株式会社という、冷熱装置の設計・施工・メンテナンス・機器製造の会社の事例。「お客様にとにかく損害を与えない」ことを第一に、冷蔵庫の庫内温度の遠隔監視システムを作った話だった。
問題の発生にいち早く気づくことができるし、メンテナンスの作業員も現場にたどり着く前にある程度の予想を立てられるので二度走り(出直し)の確率も減って、すばやく運用状態に戻すことができるという。
ひとつめは青森市の大青工業株式会社という、冷熱装置の設計・施工・メンテナンス・機器製造の会社の事例。「お客様にとにかく損害を与えない」ことを第一に、冷蔵庫の庫内温度の遠隔監視システムを作った話だった。
問題の発生にいち早く気づくことができるし、メンテナンスの作業員も現場にたどり着く前にある程度の予想を立てられるので二度走り(出直し)の確率も減って、すばやく運用状態に戻すことができるという。
2つめの事例はどんなの?
こちらも青森県にある株式会社KAWACHO RICEという、銘柄米の検査・保管・流通を担う総合米穀卸の事例だよ。この会社では、コシヒカリやササニシキといったお米の「銘柄」と「品位」を鑑定している。品位等検査とは、1等から3等の「等級」を決めることだ。
銘柄と等級を誤って鑑定してしまうと生産者の収入にもかかわるので、検査員にはプレッシャーがかかる。高齢化も進んでいる。特に米粒を見て銘柄、品種を当てるのは非常に難しいらしいんだ。
銘柄と等級を誤って鑑定してしまうと生産者の収入にもかかわるので、検査員にはプレッシャーがかかる。高齢化も進んでいる。特に米粒を見て銘柄、品種を当てるのは非常に難しいらしいんだ。
スマホカメラで「米粒の銘柄」が自動判定できる
それをデジタルで判別できるようにする、ということなの?
動画を見ると、スマホのカメラに米粒を映すと、銘柄の候補がいくつか出てきて、それぞれの可能性のパーセンテージが表示される。最終的には検査員が判断するわけだけど、青森県の4銘柄については「100%に近い確率」で判定結果を出せるらしいよ。
それはすごいね。まあ、画像からパターンを見出して分類するのはAIの得意とするところだけど。
3つめの事例は、小型補聴器の販売を行う株式会社リードビジョン。紙のカルテで管理していた顧客情報を電子カルテにし、電話のコンタクトセンターを設けることで、顧客対応のスピードが上がり、顧客満足度も向上したという話だったよ。
どれも立派なDXの事例になっている。他の会社でも参考になりそうだ。
印象に残ったのはKAWACHO RICEの方の言葉だね。「地方だからというハンデは、もう全くない。青森だからこそ、チャレンジしていかなければ。いろんな業種で今後前向きにおこなっていかなきゃいけない」という言葉だ。
デジタルが経営課題を解決し、働き方を変え、業績を向上させる。それで従業員の待遇が改善し、いい人材が採用できるようになり、設備投資もできるようになる。特に代替わりのタイミングでDXに取り組むのがいいのかもね。
デジタルが経営課題を解決し、働き方を変え、業績を向上させる。それで従業員の待遇が改善し、いい人材が採用できるようになり、設備投資もできるようになる。特に代替わりのタイミングでDXに取り組むのがいいのかもね。
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