今日は自分の生まれた西暦と年齢を足すと、世界中の人が皆2020になる、次に同じことが起きるのは1000年後――。こんなデマがネット上で広がっている。
タレントのフィフィさんは12月24日、同様のツイートを投稿。2万3000件リツートされ、8万9000いいねがついている。「今は大変な時期ですが、そんな日に、世界のみんなが幸せになれることをお祈ります」と添えており悪気はなさそうだが、著名人にもだまされる人が相次いでいる。
「私は明日が誕生日なので2020になりません」という人も
冒頭の文に加えて「今後こうなるのは1000年後だそうです!!!」と締めくくっているのが”デマ”と言われる理由。一見、偶然のようにも見えるが、生まれた年に自分の年齢(経過年数)を足すので現在の年(2020)になるのは当然のことだ。
また、誕生日が12月26~31日の人のケースではこれが当てはまらず、2019になってしまう(12月25日時点)。
同様のデマツイートは海外でもみられ、2017、18年にも拡散したことがあった。定期的に広がっているものとみられ、年末の恒例とも言えるかもしれない。
フィフィさんのほか、歌舞伎役者の市川海老蔵さんも「友だちから送ってきたよ」と投稿していた。かなり多くの人が引っかかってしまったとみられる。
ネット上では”種”に気付いた人が多かったほか、フォロワーから指摘されて謝罪ツイートを投稿する人もみられた。また、中には「えっ、すごい!って思ったけど、私は明日が誕生日なので2020になりません」と図らずも疎外感を感じてしまった人もいたようだ。