深夜1時、肝試しで行った廃墟ホテル「謎の光が幽霊の類だったのかは確信が持てません」と語る30代男性 | キャリコネニュース - Page 2
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深夜1時、肝試しで行った廃墟ホテル「謎の光が幽霊の類だったのかは確信が持てません」と語る30代男性

ちょうど男性の兄が夏休みで地元に戻ってきており、男性は兄と友人2人の4人で夜のドライブを楽しんでいた。

「暑い時期だったと思うのですが、『肝試しをしたい』ということになり、目的地の廃墟ホテルに着いたのは夜中の1時頃だったと思います。その日は雨が降っていたことに加え、ホテル周辺には街灯もなかったため、とても暗くどんよりとした空気が漂っていました」

ホテルの入り口に向かって車を停める。暗闇の中、足もとが見えないためホテルの入り口方向を車のライトで照らした。友人A、友人B、兄の順番でホテルに入っていく。男性は最後尾だ。

「A君とB君がスタスタと進んでいく中、一番後ろの自分は入ってきた入り口が気になって、後ろを振り返りながら進んでいました。すると兄が『この先に階段があるの?』と小声で自分に聞いてきました。もちろん初めて訪れる場所だったためどこに階段があるかなんてわからず、怖いという思いからその質問には答えることができませんでした」

男性は奥に進みながらも、何度もホテルの入り口を振り返っていた。車のライトが強すぎて逆光になるため、入り口より後ろの外側は何も見えない。

「見えないことにさらに不安を感じながら、先頭を歩いているA君とB君に視線を向けると、A君の足もとを赤とも青ともいえないような光が横切ったのです。自分が『ぁああ!なんか光ってるのが通った!』と叫ぶと同時に、A君が『なんか階段を登って行くような足音が聞こえた!』と叫んだのです」

4人はすぐに引き返した。

「A君曰わく、足音が聞こえたそこには、ちょうど上につながる階段があったそうです。僕は未だに、謎の光が幽霊の類だったのかは確信が持てません。車の(ライトの)逆光を感じていたため、振り返った瞬間に光の残像を見てしまっただけなのかもしれないと自分に言い聞かせています。でもあの時のA君の叫び声と自分の叫び声のタイミングが一致していたことが、もしかすると本当に幽霊を見てしまったのかとさえ感じさせてしまいます」

何かハッキリしたものを見た訳ではないが、奥に進むのをためらうほどの恐怖を感じた4人。肝試しはそこで終了した。その後男性も兄も地元を離れたが、男性が30歳の頃に兄弟そろって実家に帰ることがあった。懐かしの再会の場で、男性は知らなかった事実を知ることになる。

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「階段があるの?」あの時兄が質問してきた理由

久々に地元に集まった兄弟達は、実家にある古いビデオなどを整理していた。そこでタイトルが何も書かれていないビデオを発見した。

「不思議に思って再生してみたら、あの日の夜の冒頭のシーンが流れたのです。あの日、確かに兄はビデオを回していました。自分は『ぁああ!それダメだ!やめよう!』とテープをデッキから取り出したのです。あの日の夜のビデオであることを兄に伝えたところ、兄も何も言わずに見るのをやめてくれました」

「あの時、なぜ兄が僕に『階段が近くにあるのか』と尋ねてきたのか聞いたところ、女性の声で『階段が……』と聞こえていたんだそうです。そのビデオは今もきっと実家の何処かに保管されていると思いますが、テープに何が映っているかは誰も知りません」

当時は知らなかった、兄に聞こえていた女性の声の存在。もしかしたら、ビデオには女性の姿が映っているかもしれない。夏休みだからと興味本位で心霊スポットや廃墟に近づくのは要注意。ついて来るかもしれません。

※アンケート概要
■実施期間
2021年3月8日~
■回答数
539 ※8月5日時点
(記事では8月1日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/FTF1I3T7
■質問項目
・幽霊はいると思いますか?
・その理由を教えてください。また、幽霊を見たことがあるという人はそのシチュエーション、感想などを詳しく教えてください。

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