スマートニュース松浦氏直伝「フェイクニュース」に騙されない方法 「人は間違えるということを頭に入れておく」 | キャリコネニュース
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スマートニュース松浦氏直伝「フェイクニュース」に騙されない方法 「人は間違えるということを頭に入れておく」

トランプ米大統領が2月18日の演説で、スウェーデンで大規模な移民によるテロが起きたかのような発言をした。しかし実際は「フェイク」。テロ発生の事実はなく、スウェーデン当局は困惑しているという。

そんな中、23日に放送された情報番組「モーニングCROSS」(TOKYO MX)で、ニュースアプリ、スマートニュースのメディア担当ディレクターの松浦茂樹さんが「フェイクニュース 見分ける自信ある?」というトピックで、騙されないコツについて話した。

SNSでは苦手な人もフォロー「世の中には色んな意見がある」

番組WEBサイトより(キャプチャ)

番組WEBサイトより(キャプチャ)

同番組では、事前に「あなたは『フェイクニュース』を見分ける自信がありますか?」と視聴者アンケートを実施。結果は「ない」と回答したのが1008人で「ある」の345人を大きく上回った。

また、イギリス公共放送が行った調査では「イギリス人の66%がソーシャルメディアのフェイクニュース対策は不十分と考えている」ということが判明した旨が伝えられた

このことから松浦さんは、正しい情報を入手するため「自己防衛しなきゃいけない」と語る。フェイクニュースに騙されないための2つの対策を紹介した。

・テレビ・ラジオ・雑誌・新聞など、ネット外の情報に触れる
・ソーシャルメディアにおいて自分の興味のない人をフォローする

特に2つ目について、松浦さんは、ソーシャル上では自分の意見を補強する情報が手に入りやすいと指摘する。

「ソーシャルメディアでは自分の気持ちいい情報をフォローできるけど、世の中には色んな違った意見がある。見ると『嫌だな』と思うけど、ある意味それが真理。自分と考えが違うことをどこまで許容できるか。それができないと分断が起きてしまう」

一次情報を確認し、二次情報を見比べる でもそれも間違っている可能性も

その上で、自己防衛のために必要な「判断方法」を伝えた。1つ目は「知っていても、改めて一次情報源にあたること」。思い込みで、情報が左右されてしまう場合もある。公共のデータなどをあたり、正確な情報であるかを確認することが大切だという。

2つ目は、「複数の二次情報源を見比べること」。テレビや新聞などメディアで伝えられていることを比較することが大事だという。

そして、3つ目は「人は間違えるということを頭にいれておくこと」。人は、どうしても間違えることがある。だからこそ情報をそのまますべて信じてはいけない、という。松浦さんは、

「少しでも『人は間違える』ということを頭の片隅に置いておくだけで立ち止まって判断することができる」

と話す。番組MCを務める堀潤さんも「僕はすべてのニュースに『全部嘘じゃない?』と思っている」とポリシーを述べた。情報過多なこの時代、ジャーナリスト以外も情報に疑ってかかる必要があるようだ。

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