「BBQで野菜焼くのやめろ」不満爆発の投稿者に共感相次ぐ「野菜頼みたがる奴に限って野菜食べない」
バーベキューはわいわいと食事を堪能できる楽しいイベントだ。しかし、一緒に食べる人の食べ方や焼き方に不満を覚えてしまうことも少なくない。
はてな匿名ダイアリーで11月下旬、「BBQと焼き肉で野菜焼くのやめろ」という投稿が寄せられた。投稿者は「俺は肉だけでいいんだよ 余計なもん持ってくんな」と、野菜を焼こうとする参加者に不満を募らせる。(文:石川祐介)
「健康のことを言ってるのなら一食ぐらいで変わらないし野菜を焼く必要はない」
ただこの投稿者、単純に「肉原理主義」というわけではない。追記には
「たいして食いたいわけでもねえのに義務感で野菜焼く奴に言ってんだよ 今までもったいない精神でそういう野菜食ってきたけどもう我慢できんわ」
とある。「肉を焼くなら野菜も」と、なんとなく焼く人にうんざりしているらしい。
コメントには「野菜頼みたがるやつに限って野菜を一切食わない」など、投稿者の意見に賛成する人も多かった。また、野菜を焼くかどうかではなく、
「親切と言いながら他人の皿に勝手に肉でも野菜でも置くやつは悪」
「野菜に限らないけど、自分でたくさん焼いておいて勧めてくるのは勘弁して欲しい」
と、他者に気配りしていると思いこんでいる”バーベキュー奉行”に頭を抱えている人も多いようだ。
「肉だけだと口の中が脂っこくなるから、口休めに野菜が欲しくなる」など、肉を楽しむために野菜が必要だという声もあったが、「野菜も美味しいんだけど肉が食いたい」「一部焼き野菜などが美味いのは認めるが、焼いた肉の方が5000倍ぐらい美味いので特に要らないです」と、ガッツリ肉だけを食べたい人も少なくない。
「健康のことを言ってるのであれば一食ぐらいで何も変わらないし野菜を焼く必要はない」と、バランスを気にしているなら他の食事で補えばいい、という意見も見られた。
野菜スティック、漬物など焼かずに食べられる野菜料理を勧める声も
野菜は焼き加減が難しく、まる焦げになってしまうことも多い。そのため、「野菜を焼いて良いのは焼く技術が高い者に限る」という声もあった。バーベキューや焼き肉の終盤、網の端で炭化したもやしやキャベツ、かぼちゃなどを見たことがない人は稀だろう。真っ黒に焦げた野菜は食べても美味しくないし、ゴミになるだけ。だったら最初から焼かなければ良い、という発想も理解できる。
それでもどうしても野菜を食べたい人向けには、焼かないで食べられる野菜料理を持参する提案もあった。
「バーベキューで野菜を食べたいなら野菜スティック・ポテサラ・漬物(浅漬け、キムチ、ピクルス等)にすべし。あとコールスローサラダが超おすすめ」
「保冷剤乗っけてバーニャカウダとか水の出にくい野菜のサラダとかナムルとか持ってくとおっさん達にもよくはける」
これなら、野菜を焼くな問題も食事バランス問題も解決できる。バーベキューや焼き肉は大人数でやることが多い。周囲に迷惑をかけないよう工夫しながら、楽しい時間を過ごしたい。