ヒカキン、新型コロナから回復した芸人にインタビュー PCR検査の体験談に驚愕
西井さんが症状を感じ始めたのは4月3日ごろ。同7日にPCR検査を受けて陽性が出ると即入院した。一時は、集中治療室に入るほど重症化したという。現在は、PCR検査で陰性を2回確認しており、同27日に退院。人に会っても問題ない状況だという。
発症時の初期症状について、西井さんは「全身のすさまじい、おびただしい倦怠感。だるさっていうよりも、間接が全部折れてるんじゃないかなと思うぐらい痛い」と語る。その後に高熱が襲ってきたという。
これを聞いたヒカキンさんは、吐息交じりに「ええ~」とリアクションするなど、驚きを隠せない様子。インフルエンザの初期症状とは全く異なり、新型コロナウイルスの感染を疑うきっかけになったという。
続いて、話題は鼻の奥に綿棒を差すPCR検査に移行。ヒカキンさんが「PCR検査は辛いものなんですかね?」と聞くと、西井さんは「インフルエンザの細い棒よりも何倍か大きい棒を使う」などと話し、
「頭の後ろを突き抜けてるんじゃないかなというくらい入れるんですよ」
と痛みを表現した。さらには「10秒以上置く」「鼻の中を3周かき混ぜる」ということもされ、西井さん曰く「我慢してても涙が出てくる」という。ヒカキンさんはこれにも驚き、「受けたくないですね、それは……」と本音を口にしていた。
マスク不足を実感 口元に巻いた布だけで対応する看護師も
また、最前線で働く医療従事者の様子については
「多分休憩時間をないくらい、看護師さんたちは慌ただしく動いてらっしゃる」
と紹介。感染者と接する看護師は、フェイスシールド、マスクの上から布を巻き、全身にも防護服を着た状態だったという。
さらに、入院時には「マスクは持って来ていらっしゃいますか?」と聞かれたという西井さん。病院内でもマスクが慢性的に足りておらず、一時期はICUで働く看護師の中にも、マスクをせずに口元に巻いた布だけで対応する人がいた、と明かした。
20分弱のインタビューを終えたヒカキンさんは
「今ね、自粛が少しずつ長期戦になってきて、緩んできてしまうことがある気もするんですが、油断してしまうとね、感染して、先ほど伺ったような本当に辛い症状がやってくるかもしれないと思ったら、やっぱり今、気を緩めてはいけないんだなと思った」
と述べ、「みなさんも気を付けましょう」と強く呼びかけた。