いじめで「学校に居場所がない」と訴えるも母親に「机と椅子があるでしょ」と言われた女性の回想
「学校へ行くのがとても辛く、仮病で休む事もたまにありましたが、その日の朝は泣きながら全て正直に言いました」
と女性は語る。どうしても耐えられなくなり、勇気を出して打ち明けたのだろう。しかし親の返答は、
「机と椅子があるでしょ」
と、ひと言。女性はこのとき
「物理的な話をしてるんじゃない!と反論すれば良かったのかもしれないけど、あまりの論点のずれ方に頭が真っ白になりした」
「結局、どんなに訴えても聞き入れて貰える事は無く、休む事も許されず、地獄のような日々を送りました」
と、親の言葉や対応を恨むような調子で綴っていた。
女性はその後、改めて言葉の意図を親に聞いたという。
「大人になってからその時の事を聞いたら 『いじめなんかに負けずに頑張って欲しい』という気持ちだったとか。それにしても、もう少し違う声かけがあったのでは…と今でも思います」
子どもを思って言った言葉だったとしても、なんの励ましにも助けにもならなかったようだ。それどころか、いまだに忘れられない様子で
「今では親とはいい関係ですが、あの時の事だけはいまだに根に持っています」
と女性は深く傷ついた胸の内を綴った。