披露宴の途中で「新婦がタクシーで勝手に帰宅」 体調不良と説明された本当の理由とは
男性は「新郎の友人として披露宴に出席」した。「新郎20代後半、新婦30代後半の年の差夫婦」だったという。
「新婦のお色直しのため、新郎と新婦が退場したのですが、そのまま新婦だけ戻って来ず、新郎のみ戻って来て披露宴が続けられました」
「司会の話では『新婦は体調不良のため病院へ』と説明がありました。新婦が妊娠していたこともあり、参加した人たちは私も含め、その説明を信じて心配していました」
参加者全員が心配する中、披露宴はそのまま続行され「残りのプログラムのキャンドルサービスなど、新郎のみで行われ」たという。
「司会から『撮影タイムです』と言われても会場内の人は腰が重く、新郎側の親族のみが撮影するなど結構気まずい雰囲気でした」
せっかく二人の門出を祝うはずの結婚式が、新郎一人では盛り上がるわけもない。男性はしばらくして「新婦が退場した本当の理由」を知ることになる。
ウェディングドレスが気に入らず、「散々泣き叫んだあと…」
「真相はこうです。新婦がお色直しのウェディングドレスを『やっぱりこっちがいい』と直前になり変更したが、別の地域の店舗にあったため会場までの取り寄せが当日になった。しかし当日になって変更したウェディングドレスを着たが『写真と色が違う』『形が想像と違う』『こんなので一生写真に残るのは嫌だ』などと言い出し、散々泣き叫んだあと勝手にタクシーを呼んで一人で帰ってしまった」
なんと体調不良ではなく、新婦が怒って帰ってしまったというのだ。
「実は準備の段階から、新婦のこだわりが強く、予算オーバー、決め事が二転三転するなど、かなり新郎側は苦労していたようです。新郎が新婦の親に相談するも『一生ものの行事なのだから娘の好きにさせてやって欲しい』と話にならなかったそうです」
確かに人生の一大イベントではあるが、行き過ぎた要望は新郎側が気の毒だ。男性は
「この結婚式のあと、この夫婦は子供の出産を待たずに離婚しました。離婚の際もかなり揉めたようです」
と予想通りの結果を綴っていた。