その友人は「いい意味でも悪い意味でもおおざっぱな子で、私の考え方が硬いところに気づかせてくれたりしました」と女性は回想する。だが、ときどき気になる言動もあったようだ。
「悪い意味というのは、私のことをケチだと言ったり(私が独り暮らしだったので財布が固かったことに対して)、趣味の話でも『この内容はあなたに合わないと思うから』と紹介してくれなかったりしました」
それでも、「気のいい友達だと思って、たまに会って話すときは楽しく過ごせていた」という。そんな中、友人が結婚することになった。そのとき彼女から言われた言葉に、女性は苛立ちを隠せない様子だ。
「こちらはお祝いの気持ちしかなかったのに『まだ結婚しないの?』とか『親に話すと後押ししてくれるよ』『あなたの彼は束縛が強いから飲み会にも出させてもらえないんだと思ってた』などと言ってきます」
「とくに悪意はないのでしょうが、当時私は彼の親から猛反発されており揉めに揉めていました。結婚なんていう状態では到底ありませんでした。でもこのタイミングで彼女に話すべきではないと思って適当に愛想笑いをしていたら、『こうするといいよ!』ということを得意げに語ってくるのです」
気持ちが大きくすれ違っていた2人。「その日はそれで別れて、すぐ新居にお花を届けました。お礼のLINEはくれました」と振り返るが、後日こんなことが起きた。
「その後、音沙汰ないなと思っていたところ、共通の友人のSNSに『ドレス姿、キレイだった』と投稿がありました。まさかと思って友人に連絡したところ、正に彼女の結婚式のことでした」
「話を聞けば、遠方(趣味で遠征していた我々からしたら大した距離じゃない)だから限られた人しか呼ばれなかったとのことでしたが、式の連絡もされず、お祝いの電報すら打たせてもらえないのかと愕然としました」
大きなショックを受け、友人に対してすっかり心を閉ざしてしまったようだ。その後は、
「お祝いのお花のお返しや、出産の連絡が届きましたが、どうしても許すことができずにLINEや繋がりを全てブロックしました。私にとって彼女は大切な存在だったけど、彼女にとってはそうではなかったのだと思うしかありません」
と悲しげに綴った。
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