先輩と遊びに行くより「自身のオタク趣味の方が充実感」 ある男性が絶縁にいたるまで | キャリコネニュース
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先輩と遊びに行くより「自身のオタク趣味の方が充実感」 ある男性が絶縁にいたるまで

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仲良く関係を続けて来た相手でも、自分の心境の変化から距離を置きたくなることもある。今回は大阪府の40代後半の男性(エンジニア/年収400万円)が、自ら「縁を遠ざけた」というエピソードを紹介する。

その相手は、男性が20代半ばから20年勤めている会社の、入社当時の先輩だった。男性は、「友人であり恩人であった20歳年上の先輩との縁を遠ざけた」という。二人の間に一体何があったのだろう。(文:コティマム)

先輩と遊びや旅行に行くより「自身のオタク趣味の方が充実感を味わえる」

「部署は異なりましたが後輩に対し面倒見のいい人で、仕事のアドバイスをくれたり、たまにご馳走してくれる大変ありがたい先輩でした。彼は私の入社後4年ほどで転職しましたが、月に1度は会って食事したり、近場で日帰り旅行したりする関係が8年ほど続きました」

入社当時に出会った面倒見のいい先輩と、旅行に行くほどの良好な関係が続いていた男性。「ほとんどは彼の方からの誘いでした。私が引っ込み思案であるため、放っておけなかったようです」と、先輩の方から積極的に誘ってくれたようだ。

「始めのうちは職場の愚痴を聞いてもらったり、私ひとりでは思いつかない遊びに誘ってもらったりで、それなりの友人関係を続けていましたが、だんだん彼と会うのが億劫になってきました。彼と遊びに行くより、自身のオタク趣味の方が充実感を味わえるからです」

先輩との付き合いより、自身のオタク趣味を優先したいという男性。気持ちの変化に葛藤もあったという。

「それでも、『彼のような友人を私の人生で得ることは恐らく二度とない』『彼がわざわざ私を誘ってくれるのは全く彼の善意だ』『そんな彼との関係を億劫に感じる自分が間違っている』などと自分に言い聞かせて、彼とたまに遊びに行く日々を続けていました」

積極的に誘ってくる先輩「すでに私の彼への感情は憎悪となっていました」

葛藤を持ちながらも先輩に会い続けていた男性だが、「その後、泊まりでの旅行を半年間隔で2度行い、ほとんど楽しめませんでした」と、気持ちはすっかり変わっていたという。

「『こんな旅行に行くより、ひとりでオタク趣味に没頭していた方がよっぽど楽しいのに、彼に誘われて旅行に行ったがために時間とお金を無駄にした』。そんなことばかり思うようになりました。すでに私の彼への感情は憎悪となっていました。ですが、誘ったのは彼でも付いて行ったのは私自身です。彼への憎悪は完全な逆恨みでしかありません。このことに気付いてからは、彼の誘いはすべて断るようにしました」

誘ってくる先輩に憎しみすら感じるようになっていた男性は、自分の気持ちに素直になって先輩と会うことをやめた。

「その結果、彼とはすっかり疎遠になりました。彼のことは今でも立派な人だと思います。私が今ここにいるのは彼のおかげと感謝もしています。対して私は、そんな彼を逆恨みして縁を切る問題児だという自覚もあります。ですが彼に再び会いたいとは思いません」

男性は今回の投稿について、「絶縁した相手(絶縁された人)の方が問題児である事例の方が多いので、私のように(自ら絶縁する人にも問題児はいて)問題児側の言い分もあるんだという事例として投稿しました」と明かしている。

「もし今現在、恩人との関係に悩んでいる人がいるなら、私はこのようにアドバイスします。『恩人を恨むならまず縁を切れ!その後、心の中でだけ感謝しろ!』」

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