「私は進学先の県で就職したものの、友人は就職が決まらないまま卒業。そのあたりの悩みを打ち明けられてたので、彼女から『仕事決まった!』と連絡をもらった時は嬉しかったのですが、これが不幸の始まりでした」
なんとその友人が就職した先は「地元でも有名な『ブラック企業』」であったというのだ。
「『本当に(就職先)で大丈夫なの?』と暗にやめておけと言ってみるも、友人は『奨学金早く返したいから』の一点張り」
自分だけ就職が遅れたことへの焦りもあったのだろうか。結局友人は女性の助言を聞き入れることはなかった。
女性は心配しつつも自身のキャリアを歩んでいたが、「案の定一年で泣き言コールが飛んでき」たと明かす。
「さっさとそこから逃げろ」と言うと「次があるかわからない」と泣かれ
「何でも、ブラック企業は健在だったらしく、社保完備と言いながら実際は労災保険しか入ってない上に、上司にいびられてるそうな」
そんな会社は早く辞めた方がいいだろう。
「『さっさと労基に通報してそこから逃げろ』と言うも友人は『同じことを複数の友達に言われてるけど、次があるかわからないから』と泣くだけ」
「さらに入社半年で仕事中に事故に遭ってしまい、労災は降りたものの後遺症が残ってしまったんだとか。『後遺症があるから他のところじゃ雇ってもらえないと思う』と……」
友人に「何を言ってもこの調子」で女性は呆れて電話を切ってしまったと語る。
「その後も同じような話で電話してきては泣いて行動を起こさないので、もう何を言っても無駄だと連絡先を変えて絶縁」
「人の話を聞かないこと、ブラック企業に入ってしまったことでここまで人間壊れられるのかと薄ら寒くなった出来事でした」
友人が女性の助言を聞いていたら……と思うと無念である。
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