「この子はいつも1番よ」嘘の自慢をする母親に苦しみ長年引きこもった女性 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「この子はいつも1番よ」嘘の自慢をする母親に苦しみ長年引きこもった女性

画像はイメージ

子どもは親の所有物ではない。しかし中には自身の名誉のため、我が子に過度な期待とプレッシャーを与える親もいる。それにより苦しめられるのは、もちろん子どもだ。兵庫県に住む40代後半の女性(医療・福祉・介護/年収300万円)もその一人で、

「幼稚園児の頃から『休むとみんなより遅れるから1日も休むな』と母から言われて、無理して通い続けた」

この「休むと遅れる」は、中学浪人した母親自身の経験からくる言葉だった。(文:永本かおり)

「娘を道具のように使うなんて許せない」

「自分と同一でありながら学業は優秀であれ、という躾を受けたように思います」と振り返る女性。その母親は、女性のことをこのように自慢していたようだ。

「小学生の頃はテストで100点を取るたびに、母の母(私の祖母)に電話で報告をし『この子はいつも100点なの』と自慢をする」

「中学生になると、点数だけでなく順位まで明らかになるため、学年で2番であっても『また1番なの。この子はいつも1番よ』と嘘を交えて大げさに自慢する」

このように「なぜか自慢の矛先はいつも祖母」だったという。その理由を「祖母に自慢をすれば、親戚中に知れ渡る。それを母は狙っていたのか」と推測。「母の故郷は大変な田舎で、親戚が多くその繋がりも濃い」という。女性はそのことで、

「幼い私にとっては大好きな『おばあちゃんの家』だったので、そこへ嘘をばらまかれるのはつらかった」

「それに『常に1番じゃないといけないんだ』というプレッシャーも、成長とともに大きくなっていった」

と心境を明かした。学年で2番でも十分優秀だと思うが、褒められることがなかったようだ。その後、中学2年の2学期の実力テストで、母親の思惑通りようやく「学年1位」になった。

ところが、これを機に、とうとう力尽きてしまい不登校となり、長い間引きこもり生活をすることに。無理をし過ぎたのだろう。それでも母親は、娘を自慢することに執着していたようだ。

「学業や社会で駄目になった私を見ても、母は諦めることを知らず、私の運動神経や美貌を自慢するようになりました」

「結局母は、私に期待したのではなく、自分が母親に認められたい一心だったんです。そのために娘を道具のように使うなんて許せない」

と、悲しそうに怒りを綴った。

現在の生活について、こう綴り締めくくっていた。

「10年ほど前に祖母が他界し、母は私にすがるようになりましたが、私は母を捨てて自立への道を歩むことにしました。引きこもりが長かった分、世間とのズレが大きく不器用なままですが、今の私は自分にできることを一歩一歩進めていて、昔に比べたらずっと幸せです。今でも毒親の後遺症に苦しんでいますけどね」

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 高級車ディーラーで「お子さんを乗せないで」と貧乏人扱い→別の店で即買いした男性の復讐劇【後編】
  2. 「うどんがヌルかったぞ!」牛丼屋で衝撃クレーマー客 店員のまさかの一言で退散【実録マンガ】
  3. 【実録マンガ】外車ディーラーにジャージ姿、国産ワゴンで行ったら「いらっしゃいませ」もナシ! → 後日、別の車で行ったら衝撃の対応!
  4. 落とした財布が警察に届くも「現金4万円が消えていた」 その後、警察の意外な一言に驚いた女性
  5. 【実録マンガ】友人の結婚式、仕事で30分遅れたら「食べるものがなく空腹を抱えて帰ってきました」 それで絶縁した女性
  6. 「うまい棒1本500円」「6Pチーズ2個で350円」⁉ 居酒屋の“お通し”に不満爆発! 「詐欺みたい」と憤る声も
  7. Tシャツ短パンで高級車ディーラーに行ったら「800円ではなく、8000円ですよ」 男性が忘れられない塩対応【前編】
  8. 【実録マンガ】喫煙者が隣に引越してきて「布団一式、全部タバコ臭に」 我慢の限界を迎えた女性が動いてみた結果
  9. 「お嬢さんたち、食べ終わったら、出て」まだ食事中なのに退店を促す店主 「二度と行きません」と激怒した女性
  10. 世帯年収900万円なのに8000万円のタワマン購入してドヤっていた男性 目の前に新たなタワマンが建設されて絶望

アーカイブ