夫に近づく29歳独身の「相談女」に夫婦関係を引っ掻き回され、復讐を誓った妻がとった行動は
相談女が「精子バンク」の相談を持ちかけたときは「その年の春に同じプロジェクトチームに配属されたばかりで、そんなプライベートな話をする間柄ではありませんでした」と女性は指摘する。
「だからこそ旦那も頼られることに、女性慣れしてないからこそ、力になりたい、嬉しいと勘違いしたようです。なかには職場のほかの男性先輩や同僚が苦手や嫌われてるなどと、仕事の相談とまではいかずとも、愚痴や世間話もあったようですが、最初の相談が不自然すぎるのが相談女の手口だと確信しました」
後輩に体の悩みに加え、職場の人間関係の悩みも打ち明けられれば、先輩として頼られていると受け取るだろう。しかし女性は、夫の場合は「旦那に下心はあった」と見ている。そう思う理由をいくつか書いている。
「『駅で虹を見た』と旦那が相談女に(メールを)送ったそうで、それを聞いて気持ち悪くて仕方がありませんでした」
「旦那は筋トレを始めたり、相談女と一緒の休日出勤の際には『不測の事態に備えて』と頼んでいた買物を前の日の仕事帰りに済ませて帰宅しました。旦那にとっての不測の事態とは仕事のトラブルや残業ではなく、相談女とホテルに行くことになればと想定してのことを期待があったのでしょう」
女性は、夫と相談女の「私的メール」の内容を知っているのは、「私が旦那の携帯をチェックしたから」と告白している。また、のちに夫を問い詰めた際にも、「旦那は私的メールをしたことを吐露しましました」と白状したようだ。
「私か相談女か、どっちの心配してるの!?」
女性は、相談女についても不可解な行動があったと振り返っている。
「相談女が休暇を取って海外旅行に行ったときはバラマキ土産のほかに、娘宛にわざわざお菓子をくれました。それは娘に対する親切心ではなく、私への宣戦布告か挑戦状の意味があった布石でしょう」
これには黙っていられなかったようだ。お返しを買いに行き、そのなかにメッセージを入れて、お礼の言葉とともに「娘へのお気遣いなく」という言葉も添えた女性。夫にはメッセージを入れたことを知らせず、相談女に渡してもらった。
のちにこのメッセージを巡って、女性と夫は一悶着あった。私的メールが発覚し、女性が夫を問い詰めたときに、相談女へのお返しにメッセージを入れたことを伝えた。すると夫は、次のような反応を見せた。
「心配した顔(ヤベーという)をしたので、『私か相談女か、どっちの心配してるの!?』と言ったら慌てふためいて誤魔化していたので、明らかに職場で顔合わせたときの相談女とのことを心配したのでしょう」
心労が祟ったのだろうか。ついに女性は体調を崩してしまう。入退院を繰り返し、手術までした。
「その間に大事な家族である愛犬も喪いました。シニア犬となっていた愛犬との貴重な時間と命を旦那と相談女によって奪われました。だから絶対に旦那と相談女を許すことは出来ません。私が死ぬ時は化けてやると思ってます」
深い悲しみと喪失感も相まって、女性が2人に怒りの矛先を向けてしまうのは仕方のないことかもしれない。夫に対する現在の気持ちをこう述べている。
「旦那とは再構築をはかろうと努力しましたが、仮面夫婦、家族ごっこを継続してます。お互いに一切の愛情はありません。それでも離婚をして家族が離れることを娘は望んでないので、家族の形をとってます」
一方で相談女の消息はわからないとし、「会社を辞めたのでは」と推測している。なぜなら……
「旦那と相談女の件は当時の2人の上司に手紙を書いて、旦那から渡してもらい、相談女は旦那と同じプロジェクトチームから外れてもらいました」
なお、女性は夫と相談女には、私的メールのやりとり以上の関係はなかったと見ている。そうだとすると、相談女の目的は一体、なんだったのだろう。女性の夫がその気になっていく様を見ているのが楽しかったのだろうか。しかし、仕事に支障をきたしてまで、楽しむようなゲームだったのかどうか…甚だ疑問だ。
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