女性はさらに例を挙げた。
「顔とか雰囲気がタレントの三瓶に似てる人は名前は全然違うのにあだ名はもちろん“さんぺい”で、油谷さんという人はなぜか周りから“オリーブ”と言われてました。ポパイの彼女のオリーブオイルから来ているようです」
「武子○○さんは、読み方は“たけし”でしたがドラえもん体型だったので “タケコプター”とつけていました。 あっ、タケコプター来た!などと使ってました」
ひみつ道具のほうであっても体型であだ名をつけるのは今ならアウトかもしれないが、もちろん直接呼んだわけではないだろう。
また、社内でたずさわる仕事にまつわるあだ名もあった。会社の内部で「“平工”(ひらく)さんという人」のあだ名の由来はこういうことだった。
「平工さんは生産管理の仕事をしていたので納期調整などを依頼することが多い人でした。で、なかなか調整がうまくいかないと『そんなの知らんわ』とか『できんもんはできん』などとよく言うので、うちの会社では『開き直る』を“平工直る”と言っていました」
若干揶揄がこもっているが、女性も「これはあだ名ではないですね(笑)」と苦笑いで振り返った。
「平成初期、今ほど便利な世の中ではありませんでしたがこういうあだ名をつけたりしたのもいい思い出のような気がします。 今はそのようなこともあまりなくなりましたから」
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