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22歳で不倫にハマった女性「大人になるためのステップだった」→結婚後は不倫される側になり「因果応報か」

画像はイメージ

不倫した経験も不倫された経験も両方あるという人もなかにはいる。神奈川県の60代女性は、若い頃に2人の既婚男性と付き合っていた。別れから約10年後、結婚したら今度は夫から不倫される側になったそうだ。女性は「因果応報か」と自身の体験談を赤裸々に語る。

「最初は22歳くらいに、20歳年上で個人事務所の社長とでした。(中略)2人目は10歳年上の既婚男性…」

女性は「今思えば、かなりな年上の男性を求めたのは父親との縁が薄かったから?父親的な愛情に飢えていたのかもしれません」と不倫に至った自らの心理を分析する。(文:福岡ちはや)

「奪ってやろうなんて気持ちはサラサラなかった」

22歳の頃の女性は、同年代の男性にはまったく興味が持てず、「初めての男性は年上」としか考えていなかったという。そんなときに出会った憧れの存在が、1人目の不倫相手となった社長だった。しかし彼はよほどのプレイボーイだったのか、女性の同僚とも関係を持ったそうだ。

「そのときは死にたいくらいに辛かったけれど、やがて社長への気持ちも冷めていきました。同僚はなぜか社長との関係を、私を含む同僚数人にぶちまけて退社しましたが、私は技術職でプロになるべく事務所に留まり、社長の右腕になりました。そしてさんざん社長には引き止められたけど、数年後にはフリーとして独立しました」

女性はその後、2人目の既婚男性と不倫関係になった。

「彼は社長の取引先であり友人でしたが、若い時から会社を立ち上げてきた努力家で尊敬から恋に落ちました。思い切ってフリーになれたのはたぶん彼の支えがあってこそだったのだと思います」

と精神的なよりどころになっていたことを打ち明ける。その男性とはウマが合い、10年近くも続いたそうだ。女性は2人の男性との不倫を振り返り、当時の心境を次のように語った。

「不思議と奥様方に対してはライバル心も嫉妬心もなく、むしろ申し訳ない気持ちで、バレたら土下座して謝罪する覚悟はありました。幸い2人とも修羅場はなく済みましたが。いずれにしても、この2つの不倫は、私にとって大人になるためのステップだったのだと思います。だから、よその旦那さまを踏台にしてしまったことへの罪悪感で、奪ってやろうなんて気持ちはサラサラなかった」

妊娠後期に不倫される。相手は「旦那の職場の同僚であり、元カノの女」

それから10年後、女性は2歳年上の男性と恋愛結婚し、男の子を授かった。しかし、妊娠後期から夫が怪しい行動を始め、「旦那の職場の同僚であり、元カノの女」との不倫関係が発覚する。元カノは「嫌がらせ電話をするような人」で、さらには「旦那の兄とも関係を持ち、金銭を引っ張った」という。

「嘘まみれの生活に疲れ、1歳になったばかりの息子を連れて実家に帰り、別居して数年後に離婚しました。(中略)旦那のすべてを嫌いにはなれず、むしろ好きだったので、別居しても離婚しても頻繁に会っていて、離れてるほうが穏やかに楽しく過ごせました」

しかし、やがて元夫は病気の進行により亡くなってしまったそうだ。

現在、女性の息子は22歳になった。シングルマザーになった女性は、いつか元夫と同じ墓に入ろうと「息子の名義で(墓を)建てました」と言い、

「不倫して不倫されて、楽しい日々も辛い日々もたくさんあり、孤独も味わいましたが、おかげでその分強くなれた気がします」

と前向きに結んだ女性。だが、不倫で一番傷つくのは自分ではなく、相手や自分の家族であることを忘れてはいけないだろう。

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