「独特の風習があるから東京の人はびっくりするかも」と言われた祖母の葬儀 木魚のリズムがトランスみたいで……
いざ葬儀が始まると「予想に反し進行はいたって普通」だった。「読経が続き、木魚が一定のリズムでポク、ポクってなってる時間がしばらく経過」したというが、しばらくすると異変を感じる展開に。
「一定のリズムで鳴らされていた木魚がポクポクポクポクポクポポンポポンポンポンポンポンと急に少しトランスみたいにリズミカルに変化。『何?お坊さんテンションでも上がったん?』ってなりツボにはまるのを一生懸命我慢。みんな慣れてんのか誰1人笑ってない。しかも私は親族席だからみんなに見られてる位置。これは自分との戦いだと思って耐えてました」
すると、そこに奥からもう一人の住職がやってきた。
「見たら両方の手に大きなシンバルが握られてました。『えっ???嘘でしょ?』って思ってさらにツボりかけてのを我慢してたら急に暗転し周囲は真っ暗。読経も木魚もピタッと止まり10秒近い静寂が流れます。『えっ??どした?』っと思ってた次の瞬間、『バシャーーーーーーーン』とシンバルが鳴らされ照明オン。またトランスみたいな木魚開始」
部屋が暗くなると同時に読経が止まって静かになり、シンバルの音と同時に部屋が明るくなって再びリズミカルな木魚が始まるという、まるでライブの演出のような葬儀だった模様。随分変わった葬儀内容だが、宗派によってはシンバルのような「鳴り物」を使うところもあるようだ。これには男性は
「もう無理だと思い、『トイレ行ってきます』って伝えて席を外して1人でトイレで爆笑してから戻りました。地方にはびっくりする風習ってホントにあんだなと思わされた葬儀でした」
と、衝撃の葬儀を振り返っていた。
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