剣道の稽古に保護者から体罰クレーム 「あれは決して体罰ではない」生徒自ら説得、とある30代男性の記憶

画像はイメージ(AIで作成)
運動部での指導と体罰の境界線は、外から見ているだけでは判別しにくいこともあるようだ。
投稿を寄せた東北地方の30代男性は、学生時代の剣道部での出来事を振り返る。当時、稽古では先生と竹刀で打ち合う練習があったという。(文:篠原みつき)
「先生は基本的に受け身で指導する姿勢でしたが、隙があったりすると防具で守られている所を容赦なく打ち込んできます。打たれると音がするのですが防具で守られているし、必要以上に力を込めないので痛みは殆どありません」
「武道系や格闘技系の指導は体罰と紙一重な事が多いので……」
音の大きさに反して痛みのない指導だったが、事情を知らない外部の人間には別物に見えたらしい。「様子を外から見れば体罰をしている様に見えたようで、保護者からクレームが入る事がありました」と明かす。
そこで、先生だけでなく実際に指導を受けている部員たちからも説明することになったという。
「その保護者には実際に先生だけでなく実際に指導を受けている自分達からもあれは決して体罰ではない事、必要以上に傷めつけるような事は無い事、指導に必要な最低限の打ち込みであった事などを説明して、なんとか納得して貰えました」
当事者である生徒たちの直接のフォローによって、事態はなんとか収拾がついた。
男性は「球技や演技系の競技なら指導と称し叩く等をすれば体罰と分かりますが、武道系や格闘技系の指導は体罰と紙一重な事が多いので、学校の先生方も非常に気を付けています」と振り返る。
本人たちに体罰の自覚がないケースもあるだろうが、この先生は生徒がクレームを跳ね返すほど信頼できる指導者だったようだ。
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