妊娠中には、寝付けない投稿者の近くで他人と遊んでいたことを「忘れません」と綴り、ゲームに負けるとあからさまに不機嫌になる夫を、「『クソッ』ていうお前がクソ」「33歳にもなってゲーム相手にイライラしてるのって恥ずかしくないんですか」と吐き捨てる。
投稿者は何度も何度も「いい加減にしてくれ」と言い続けているが、夫は意に介さず、「いつか娘と一緒にスプラトゥーンやるんだ」と笑っているそう。「ほんと何の冗談言ってるのかなバカかなって思って笑ってます」と、冷えびえとした心境を綴り、
「あなたがSwitch起動するたびに『おまえと娘よりゲームが大事』と言われてる気になるんだよ」
「この調子で1歳になる娘と一緒にあなたと暮らせる気がしません」
と離婚の意思を表明している。妊娠中や子育てで一番大変な乳児期に、夫がこれではワンオペ育児より辛いのではないだろうか。この投稿に、ブックマークのコメントで多くの反響が寄せられた。
「応援します。損切りはお早めに」
「家事育児に協力しないクソ旦那、ゲーム依存率高い。中身が子供のままなんだろうな」
やはり夫に対する批判や離婚を勧める声が多い。また、ゲームは悪くない、悪いのは「家族に思いやりがない夫」という人も。ゲームをやめても、結局ほかのもので現実逃避するという指摘が散見された。
家庭人として機能を果たしていない夫、立派な「ゲーム障害」では?
一方、夫は「重度のゲーム依存症」で、治療が必要だという声も。スプラトゥーンのプレイ経験者からは、このゲームの依存性の高さを指摘する声も多くあがっている。
「このゲームのゲーム設計は本当にすごいと思うくらいに依存性高い。普通のFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)じゃこうはならない」
「野良参加でもハマるゲームなのに仲間出来たらほぼ誰でもこうなる」
スプラトゥーンでなくとも、夢中でプレイしていると周囲に配慮できなくなることに共感する人も。それだけ中毒性が高いということだろう。投稿者の夫だけを責められない面はあるかもしれない。
世界保健機関(WHO)は2019年5月、ゲームにのめりこんで健康や社会生活に支障をきたす状態を「ゲーム障害」として、ギャンブル依存症などと同じ精神疾患の一つと認定している。
WHOのガイドラインは、「ゲームの時間や頻度を自分でコントロールできない」「ほかの生活上の活動よりゲームを優先する」「問題が生じているにもかかわらずゲームを続ける」「個人・家族・社会における学業上、または職業上の機能が果たせない」といった状態が12か月以上続くことだという。
投稿者の夫は、家庭人として機能を果たしているとはいえず、やはりゲーム障害ではないだろうか。 厚生労働省は、依存症について「本人や家族だけで抱え込まないで、早めに専門の機関に相談しましょう」としている。投稿者は実家に帰ることをほのめかしていたが、それでますます夫がゲームにのめりこんでしまわないか、少し心配ではある。