共働き世帯が多いこの時代、家事育児をうまく分担しなければ夫婦共に不満がたまる一方だろう。キャリコネニュース読者からは「共働きについての不満」が多く寄せられている。ただ、共働きの40代男性は「不満なし」と答え、
「家事を分担して行っています。休みが合わないこともありますが、良い距離感を保てていると思います」(兵庫県/営業)
と綴る。上手な家事分担が夫婦円満の秘訣かもしれない。(文:林加奈)
「まったく家事育児をしなかった夫」
都内に住む40代女性は世帯年収2000万円ほどだ。現在は正社員として働いている女性だが、新婚当時は専業主婦を希望していた。しかし、「引き留めてくれた夫に感謝」と語る。
「片働き年収2000万円よりも2馬力で世帯年収2000万円のほうが税金の面でお得。2人とも超安定企業で新入社員からずっと働いている。共働きは大変ではあるけど金銭的不安が少ない。こんなにお給料をもらえる仕事は、今からほかに探せないから、クビになるまで働くつもり。投資や子どもの教育にも充分にお金を回せている。それに万が一どちらかがクビになっても安心」(企画・マーケティング)
ただ、共働き生活は初めからうまくいったわけではなかった。子どもが生まれてしばらくの間、夫がまったく家事育児をしなかったからだ。しかし女性は「褒めまくって今はかなりやってくれて助かっている」と綴っており、共働きの不満を解消しようと積極的な姿勢がうかがえる。
「共に働くことをお互いに了承し、感謝し、2人で子育てしましょうよ」
山口県の30代女性は「共に働くこと。まずスタート時点でお互いに了承していないと問題ばかりが勃発します」断言する。
「お互いに感謝を表現できていれば、夫婦間も子どもたちとも円満ですし、夫婦それぞれの稼ぎの大小に損得勘定は生まれないと思います」
また女性は「ワンオペ育児」という言葉が流行る現状を嘆き、
「いずれ自立していく子ども。2人で子育てしましょうよ。紛れもない2人の子どもでしょう」
と夫婦で家事育児を分担する大切さを説いた。夫婦でお互いに感謝しながら家事育児を分担することが、共働き生活をうまくいかせるコツなのかもしれない。
※キャリコネニュースでは引き続き共働き・片働きの不満のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。